黒沢鷹次郎
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黒沢 鷹次郎(くろさわ ようじろう/たかじろう[1]、嘉永2年11月23日(1850年1月6日[2]) - 大正8年(1919年)1月27日)は、明治-大正期の銀行家[3]。位階勲等は従六位勲六等[4]。
経歴・人物
[編集]信濃国佐久郡崎田村(現佐久穂町)の太物中継業、酒造業黒沢利左衛門の長男として生まれる[5]。叔父の黒沢景寿から漢籍を学び、明治2年(1869年)平田篤胤の没後門人となる[1]。同9年(1876年)同志と長野に彰真社を創設して為替業務に乗り出し、同10年(1877年)2月、長野県上田の第十九国立銀行(八十二銀行の前身の一つ)の設立に参加[5]。明治20年(1887年)1月より没するまで頭取を務めた[5]。諏訪倉庫を創業するなど、製糸業の発展にも尽力した[3]。
栄典
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 宝月圭吾編 『長野県風土記』 旺文社、1986年
- 赤羽篤ほか 編『長野県歴史人物大事典』郷土出版社、1989年。ISBN 4876631263。