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黄龍の村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黄龍の村
監督 阪元裕吾
脚本 阪元裕吾
出演者 水石亜飛夢
松本卓也
鈴木まゆ
秋乃ゆに
ウメモトジンギ
石塚汐花
大坂健太
主題歌 『Shrimp Salad Sandwich』Helsinki Lambda Club
撮影 伴徹
編集 阪元裕吾
配給 ラビットハウス
公開 日本の旗 2021年9月24日[1]
上映時間 66分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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黄龍の村』(こうりゅうのむら、英題:YELLOW DRAGON'S VILLAGE)は、阪元裕吾監督の日本映画2021年9月24日公開[1]

概要

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ホラー映画専門の動画配信サービス「OSOREZONE (オソレゾーン)」が出資した第1回作品として製作された。

主題歌はオルタナティブ・ロック界で注目を浴びるHelsinki Lambda Club(ヘルシンキ・ラムダクラブ)が担当。

監督の阪元は「『黄龍の村』は自分にとって大きな転換期に撮った作品なので、青春映画のノリで楽しく、爽快な気持ちになって欲しい」[2]と述べている。テキサスファンタスティック・フェスト映画祭およびサン・セバスチャンホラー&ファンタジー映画祭正式招待作品[3]。映画ライターの人間食べ食べカエルは「あらすじだけ聞くと王道ど真ん中の村ホラー」「この映画はタダモンじゃない」と寄稿している[4]

ストーリー

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レンタカーキャンプ場へ向かう8人の若者たちだったが、山中でタイヤがパンクしてしまう。助けを求めて迷い込んだ山あいの謎の村「龍切村」で、新次郎という男に出会い、次の日に修理をしてくれるという彼の家に泊まることとなる。翌朝、朝食の最中、若者の1人・孝則が女に背中を刺されて殺される。そこに他の村人たちと一緒にやって来た新次郎は、若者たちに猟銃を突きつけながら「君らは対象になった」と告げ、そして「これは村の決まり」であると言う。村の神社では儀式と称して孝則の肉が焼かれ、「オビンタワラ様」という神に捧げられた。「次の料理」として指名されたなごみだったが、新次郎と揉み合いとなり銃が暴発、健人が倒れる。なごみは銃を奪い取って逃げ出すが、転んだはずみで暴発した銃により死亡してしまう。他の若者たちも逃げ出し、村人たちは追跡を開始する。

眼前でうららを射殺され、優希は復讐心をたぎらせて奮起するが、その瞬間に自身もまた撃ち殺される。その頃神社では、健人と睦夫が新次郎を含む村人数名を撃ち、そして叩きのめし制圧していた。胸を撃たれて息も絶え絶えの新次郎に、健人は祖母が昔「儀式」の犠牲になったこと、そして彼がその復讐に来たことを明かす。直後、新次郎は死亡する。一方、睦夫の妹の真琴と啓作もまた、それぞれが単独で村人たちを始末していた。4人は復讐のために訓練を重ねてこの日に備えており、村にはもう1人間諜も忍び込ませていたのだった。健人は無線を使い「村人を全員殺す」と宣言、村人側も抗戦の構えを示す。

着々と死体の山を積み上げていく4人は、数人の強力な村人を相手に苦戦するが、最終的には全員を殺す。村に潜入していた奈穂美も合流し、村長を手榴弾で爆殺した一行は帰路につく。しかし道中、「オビンタワラ様」として閉じ込められていた男と遭遇し戦闘となる。全員が協力して戦い、最後には健人がとどめを刺して勝利する。復讐を遂げた5人は打ち上げへと繰り出すのだった。

後日、生きていたオビンタワラ様を助手に従え、健人は便利屋を開業する。

登場人物

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8人の若者グループ

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北村優希
演 ‐ 水石亜飛夢
グループのリーダー格でお調子者。赤い帽子をかぶる。
村井孝則
演 ‐ 松本卓也
行きの運転手。黒い野球帽をかぶる。劇中では常に下の名前で呼ばれる。
鈴木うらら
演 ‐ 鈴木まゆ
ピンクの帽子をかぶる茶髪ギャル。北村と程よい仲。
遠藤なごみ
演 ‐ 秋乃ゆに
下ネタも対応できる関西弁の女子。村井と恋仲。
工藤啓作
演 ‐ ウメモトジンギ
過去を語りたがらないコワモテ。グループには初日朝から合流[5]
谷村真琴
演 ‐ 石塚汐花アイドルカレッジ
谷村兄妹の妹。グループには初日朝から合流[5]
谷村睦夫
演 ‐ 大坂健太
通称仏像君。谷村兄妹の兄。グループには初日朝から合流[5]
梶原健人
演 ‐ 伊能昌幸
一人行動を好み、やや斜に構える緑の芋ジャージ姿の若者。グループには初日朝から合流[5]

龍切村の住人

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奈穂美
演 ‐ 上のしおり
新次郎の家で若者グループを迎える女性。
莉子
演 ‐ 藤井愛稀
新次郎の家で若者グループを迎える女性。
田村弘
演 ‐ 中村龍介
日本刀を操る男。
千代
演 ‐ 小玉百夏
新次郎の家で若者グループを迎える女性。中国拳法の使い手。
小太郎
演 ‐ 安田ユウ
粗暴な村の若者。
梅宮新次郎
演 ‐ 陸野銀次郎
馬に乗った関西弁を話す老人。車を直してくれると言い、若者グループを自身の家に誘う。
国村洋司
演 ‐ 海道力也
村長。
十兵衛
演 ‐ 一ノ瀬ワタル
おびんたわらさまとして村民に祀られている。

スタッフ

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  • 監督:阪元裕吾
  • 脚本:阪元裕吾
  • 製作:與田尚志 折上英作 スージュン
  • エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫 小林一彦
  • 企画:中野剛 近藤良英
  • プロデュース:中野剛 近藤良英
  • プロデューサー:妙円園洋輝
  • 共同プロデューサー:柳坂明彦 和田隆
  • 協力プロデューサー:宇田川寧 田口雄介
  • 撮影:伴徹
  • 照明:宮永アグル
  • 録音:村原孝麿
  • 美術小道具:岩崎未来
  • 装飾:岩崎未来
  • 小道具:岩崎未来
  • スタイリスト:入山浩章
  • ヘアメイク:ほんだなお
  • 編集:阪元裕吾
  • 音楽:遠藤浩二
  • 主題歌:Helsinki Lambda Club「Shrimp Salad Sandwich」(Hamsterdam Records / UK.PROJECT
  • 音響効果:岡部泰輝
  • 音楽コーディネート:杉田寿宏
  • 助監督:島田伊智郎
  • スタントコーディネーター:谷本峰
  • 配給統括:増田英明
  • 配給:ラビットハウス

脚注

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外部リンク

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