鶴乃子
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鶴乃子(つるのこ)とは、福岡県福岡市博多区の石村萬盛堂(いしむらまんせいどう)で作られている菓子で、福岡市の土産菓子として知られる。
概要
[編集]1905年(明治38年)創業の石村萬盛堂は鶏卵素麺を専門に作っていたが、鶏卵素麺が卵の黄身のみを原材料とするため、白身が余ってしまう。
創業者である石村善太郎が、この余った白身をマシュマロにして、中に黄身餡を入れ発売したのが「鶴乃子」である。つるのこ餅(すあま)とは関係がない。
エピソード
[編集]1981年より発売されているロッテの雪見だいふくは、鶴乃子がヒントとなって開発された40年以上に渡るロングセラーとなっている[1]。長らく公式に関わりがあったわけではないが、2021年11月には、石村萬盛堂により監修された「石村萬盛堂監修 雪見だいふく×鶴乃子」が発売された[1]。
3月14日の「ホワイトデー」はマシュマロデーとして1977年に石村萬盛堂の社長が最初に考案した。詳しくは、マシュマロの項を参照。
鶴乃子は博多駅で最初に売られた2番目の土産菓子だった(1番目は二◯加煎餅)。
脚注
[編集]- ^ a b 雪見だいふく開発のヒントになった「鶴乃子」と40年越しの夢のコラボ 石村萬盛堂監修 雪見だいふく×鶴乃子 2021年11月1日(月)全国で発売 - ロッテ 2021年10月25日(2021年11月2日閲覧)