鳥居清朝
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鳥居 清朝(とりい きよとも、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]初代鳥居清信の門人とされる。江戸の人、俳書『田植塚』の冒頭挿絵に「江戸浅草 鳥井清朝圖」とあることから、浅草に住んでいたと知られる。作画期は享保2年(1717年)から同12年にかけての約十年間で、作は主に鳥居派風の一枚摺の細判役者絵が残る。現在確認されている一枚摺役者絵の作は丹絵、紅絵、漆絵による23図であり、数は多いとはいえないが、これはせりふ本の表紙の作画や大量に出版された清信、二代目清倍の代筆など、役者絵以外の仕事が多かったからだとも推測される。しかしその作品は両者に負けておらず、やわらかな描線と表情、丁寧な彩色、工夫された構図であると評されている。
作品
[編集]- 『田植塚』 俳書 ※佐藤馬耳編、享保4年序。
- 「市川團十郎すの字尽しせりふ」 細判丹絵
- 「市川團蔵・三条勘太郎」 細判漆絵
- 「草摺曳」 細判漆絵
参考文献
[編集]- 国際浮世絵学会編 『浮世絵大事典』 東京堂出版、2008年 ※349頁
- 武藤純子 『初期浮世絵と歌舞伎』 笠間書院、2005年2月、pp.257-260。ISBN 978-4-305-70287-6