魚屋栄吉
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魚屋 栄吉(うおや えいきち、生没年不詳)は江戸時代末期の浮世絵の版元。読みは「ととや」[1]、「あかなや」ともいう。
来歴
[編集]小田屋、魚栄と号す。幕末に下谷新黒門町上野広小路で営業していた。歌川広重、歌川国貞、2代目歌川広重、3代目歌川広重 らの錦絵を出版している。
作品
[編集]- 歌川広重 『名所江戸百景』 大判 錦絵118枚揃物 安政3年(1856年)~安政5年(1858年)
- 3代目歌川豊国 『今様見立士農工商』 大判3枚続 安政4年(1857年) ※人物は全て女性で、自店の様子を描く。
- 歌川国貞、3代目歌川広重 『豊国漫画図絵』大判 錦絵揃物 安政6年(1859年)~万延元年(1860年)
- 2代目歌川広重 『諸国名所百景』 大判揃物 安政6年‐文久1年(1861年)
脚注
[編集]- ^ 『原色浮世絵大百科事典』第3巻と『浮世絵の基礎知識』は「うおや えいきち」として立項し、『浮世絵の鑑賞基礎知識』では「ととや えいきち」として立項する。