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魚住直子

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魚住 直子(うおずみ なおこ、1966年 - )は、日本児童文学作家

来歴

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福岡県福岡市で生まれ[1][2]、生後まもなく広島県広島市に移り[1]、広島県廿日市市山口県防府市で育つ[1]広島県立五日市高等学校を経て[1]広島大学教育学部心理学科卒業[1]

1995年、少年少女たちの日常を温かい視点で描いた『非・バランス』で第36回講談社児童文学新人賞を受賞(1996年刊行)。同作は2001年に冨樫森によって映画化された。2008年『Two Trains』で第57回小学館児童出版文化賞受賞。大人向けの小説『ピンクの神様』(2008年)も人気を博す。2010年『園芸少年』で第50回日本児童文学者協会賞受賞。2022年『だいじょうぶくん』で第32回ひろすけ童話賞受賞。

著書

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  • 非・バランス』(講談社) 1996.6、のち文庫
  • 『超・ハーモニー』(講談社) 1997.7、のち文庫
  • 『海そうシャンプー』(学習研究社) 1999.7
  • 『象のダンス』(講談社) 2000.10 、のち改題文庫化『未・フレンズ』
  • 『ハッピーファミリー』(学習研究社) 2001.10
  • 『リ・セット』(講談社) 2003.3
  • 『オレンジソース』(佼成出版社) 2003.11
  • 『バスとロケット』(佼成出版社) 2006.3
  • 『Two trains』(学習研究社) 2007.6
  • 『ピンクの神様』(講談社) 2008.6
  • 『園芸少年』(講談社) 2009.8
2010年に森永あいの手によって漫画化、「なかよし」(講談社)にて掲載された。
  • 『大盛りワックス虫ボトル』(講談社) 2011.3
  • 『クマのあたりまえ』(ポプラ社) 2011.8 のち文庫
  • 『いろはのあした』(あかね書房) 2014.9
  • 『てんからどどん』(ポプラ社) 2016.5
  • 『いいたいことがあります!』(偕成社) 2018.10
  • 『みかん、好き?』(講談社) 2019.9

脚注

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  1. ^ a b c d e 『少女の思春期 等身大で 広島育ちの作家 魚住さんが新刊』 - 中国新聞 朝刊 2016年7月6日 15面。
  2. ^ 作家の読書道:第81回 魚住直子さん | WEB本の雑誌

関連項目

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