高橋正雄 (英文学者)
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高橋 正雄(たかはし まさお、1921年4月18日 - 2008年[1])は、日本のアメリカ文学者、中央大学名誉教授。
略歴
[編集]東京生まれ。東京帝国大学文学部英文科卒、中央大学法学部助教授、教授、1992年定年退任、名誉教授[2]。
著書
[編集]- 『フォークナー テーマと研究』(研究社出版) 1960
- 『アメリカ文学の旅』(研究社) 1967
- 『悲劇の遍歴者 リチャード・ライトの生涯』(中央大学出版部) 1968
- 『アメリカ自然主義の形成』(冨山房、二十世紀アメリカ小説1) 1973
- 『「失われた世代」の作家たち』(冨山房、二十世紀アメリカ小説2) 1974
- 『政治の季節1930年代』(冨山房、二十世紀アメリカ小説3) 1976
- 『アメリカ戦後小説の諸相』(冨山房、二十世紀アメリカ小説4) 1979
- 『アメリカ南部の作家たち』(南雲堂) 1987
共編著
[編集]- 『ニュークリティシズム研究』(編、北星堂書店) 1963
- 『ヘンリー・ジェイムズ研究』(大津栄一郎, 吉川道夫, 桐谷幸治, 武市楯夫ほか共著、北星堂書店) 1966
翻訳
[編集]- 『ブラックボーイ』(リチャード・ライト、月曜書房) 1952
- 『愛と死の蔭に』(キャサリン・アン・ポーター、ダヴィッド社、ダヴィッド選書) 1954
- 『われらの時代に ミシガンの北で』(ヘミングウェイ、三笠書房、ヘミングウェイ全集2) 1956
- 『孤独のアリス』(ブース・ターキントン、三笠書房) 1957
- 『愛は死をみつめて』(ワーテンベイカー、大日本雄弁会講談社) 1958
- 『崩れゆく灰色の壁』(ヘンリエッテ・ローセンブルグ、講談社) 1958
- 『北京からの便り』(パール・バック、三笠書房) 1958
- 『サン・ペドロ号の遭難』(ジェームズ・カズンズ、荒地出版社、現代アメリカ文学全集19) 1959
- 『ジェイミーの冒険旅行』(ロバート・ルイス・テイラー、前川康男共訳、新潮社) 1963、のち偕成社文庫
- 『エレオノーラ、メロンタ・タウタ』(ポオ、東京創元新社、ポオ全集2) 1963、のち新版
- 『かわうそタルカ』(ウィリアムスン、あかね書房、少年少女世界動物文学全集) 1964
- 『夜の都会』(ジョン・レチー、講談社) 1965
- 『現代アメリカ作家論』(ロバート・ペン・ウォーレン、武市楯夫共訳、南雲堂) 1966
- 『アメリカの飢え』(リチャード・ライト、講談社) 1978
- 『幻の馬幻の騎手』(キャサリン・アン・ポーター、晶文社、文学のおくりもの) 1980
ウィリアム・フォークナー
[編集]- 『響きと怒り 短篇集 紅葉 他4篇』(ウィリアム・フォークナー、三笠書房、三笠版現代世界文学全集17) 1954
- 『エミリーへの薔薇 / 猟犬』(フォークナー、大橋吉之輔共訳、英宝社、英米名作ライブラリー) 1956
- 『エミリーに薔薇を』(福武文庫) 1988。改訂版(中公文庫) 2022
- 『八月の光』(フォークナー、河出書房新社、世界文学全集45) 1961、新版 1976ほか
- 『自動車泥棒 一つの思い出』(フォークナー、講談社) 1963
- 『館』(フォークナー、冨山房、フォークナー全集22) 1967
- 『アブサロム、アブサロム!』(フォークナー、河出書房新社、カラー版世界文学全集50) 1970
- 『アブサロム、アブサロム!』上・下(講談社文芸文庫)1998
脚注
[編集]- ^ Web NDL Authorities
- ^ 『現代人名録』(2002年)