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高原英理

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高原 英理(たかはら えいり、1959年 - )は、日本文芸評論家小説家。本名は加藤 幹也。妻は歌人佐藤弓生

経歴・人物

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三重県桑名市生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)博士論文は「近代日本文学における少年表象による憧憬の価値構成」(2003年)。指導教官は井口時男[1]

1985年、小説「少女のための鏖殺作法」にて第1回幻想文学新人賞受賞(本名名義)。1996年、評論「語りの事故現場」にて第39回群像新人文学賞評論部門優秀作。この時に高原英理の筆名を用い始める。ゴス文化ゴシック文学についての批評を多く著す。

1999年、秋里光彦の名でホラー小説『闇の司』を第6回日本ホラー小説大賞に応募し、短編部門最終候補に残る。2001年、同作をハルキ・ホラー文庫から刊行して作家デビュー。2007年以降、高原英理名義で書き下ろし長編小説を刊行。

著書

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評論

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  • 『少女領域』(国書刊行会、1999)
  • 『無垢の力〈少年〉表象文学論』(講談社、2003)
  • 『ゴシックハート』(講談社、2004)。立東舎文庫、2017、増補・ちくま文庫、2022
  • 『ゴシックスピリット』(朝日新聞社、2007)
  • 『月光果樹園―美味なる幻想文学案内』(平凡社、2008)

エッセイ集

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  • 『アルケミックな記憶』(アトリエサード: 書苑新社、2015)
  • 『怪談生活 江戸から現代まで、日常に潜む暗い影』(立東舎、2017)

小説等

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  • 『うさと私』(新風舎、1996)葉月幹人名義
  • 『闇の司』(ハルキ・ホラー文庫、角川春樹事務所、2001)秋里光彦名義
  • 『神野悪五郎只今退散仕る』(毎日新聞社、2007)
  • 『抒情的恐怖群』(毎日新聞社、2009)
  • 『不機嫌な姫とブルックナー団』(講談社、2016/講談社文庫、2024)
  • 『歌人紫宮透の短くはるかな生涯』(立東舎、2018)
  • 『エイリア綺譚集』(国書刊行会、2018)
  • 『観念結晶大系』(書肆侃侃房、2020)
  • 『高原英理恐怖譚集成』(国書刊行会、2021)
  • 『日々のきのこ』(河出書房新社、2021)
  • 『詩歌探偵フラヌール』(河出書房新社、2022)
  • 『祝福』(河出書房新社、2023)
  • 『ブルックナー譚』(中央公論新社、2024)

編著

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  • 『リテラリーゴシック・イン・ジャパン─文学的ゴシック作品選』編(ちくま文庫、2014)
  • 『ファイン/キュート素敵かわいい作品選』編(ちくま文庫、2015)
  • 『ガール・イン・ザ・ダーク 少女のためのゴシック文学館』編 講談社、2018
  • 『深淵と浮遊 現代作家自己ベストセレクション』編 講談社文芸文庫、2019
  • 『少年愛文学選』平凡社ライブラリー、2021
  • 『川端康成異相短篇集』中公文庫、2022

脚注

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外部リンク

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  • [1] ツイッター