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馬絹神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
馬絹神社まぎぬじんじゃ


拝殿

地図
所在地 神奈川県川崎市宮前区馬絹986[1]
位置 北緯35度37分39.13秒 東経139度32分02.20秒 / 北緯35.6275361度 東経139.5339444度 / 35.6275361; 139.5339444座標: 北緯35度37分39.13秒 東経139度32分02.20秒 / 北緯35.6275361度 東経139.5339444度 / 35.6275361; 139.5339444
主祭神 伊邪那美命[2]
社格 村社[3]
創建 不明
本殿の様式 神明造り
例祭 10月15日[2]
地図
馬絹神社の位置(川崎市内)
馬絹神社
馬絹神社
馬絹神社 (川崎市)
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馬絹神社の鳥居と参道

馬絹神社(まぎぬじんじゃ)は、神奈川県川崎市宮前区にある神社[1]。宮前区(宮前村)の名の由来となった神社である[4]

祭神

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祭神は以下の通り[2]

歴史

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  • 1697年元禄10年) - 武蔵国橘郡稲毛領馬絹の検知台帳に「女体権現社地五反弐畝步」と記載されている[3]
  • 江戸時代 - 新編武蔵風土記稿の馬絹村の項に伊邪那美命「左手に巻物を持ち右手に笏を持って装束した立像」を御神祭とする権現社。昔伊勢大神宮遙拝のために建立されると記されている[5][6]
  • 1910年明治8年) - 地租改正後に風致林として政府の直轄地となる[3]
  • 1906年(明治39年) - 女体神社境内として払い下げられる[3]
  • 1910年(明治43年) - 馬絹地域の八幡神社、三島神社、熊野神社、白山神社を吸収し、神明神社と改称し村社となる[3]
  • 1986年(昭和61年) - 本殿完成。社名を馬絹神社と改称した[7]

境内

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主な建物

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社殿
1987年(昭和62年)に再建[1]
神楽殿
1979年(昭和54年)に新築[1]

境内社

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  • 秋葉神社[2]
  • 神明神社[2]
  • 八坂神社[2]
  • 稲荷神社[2]

分宮

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八幡神社
1995年平成7年)再建 宮前平駅前に鎮座[1]

その他

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千年の松
かつての神木の枯枝を社殿の横に祀っている[1]
庚申塔
唐破風付角柱型 1680年延宝8年)造立[8]
庚申塔
前面加工駒型 享保年間造立[9]

年中行事

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主な祭事、年中行事は以下の通り[10]

  • 元旦祭 1月1日
  • どんど焼き 1月14日
  • 初午 2月初午の日
  • 節分豆撒 2月3日
  • 春季大祭 4月15日
  • 夏季大祭 7月14日
  • 夏がり 7月第四日曜日
  • 秋季大祭 10月14日〜15日
  • 七五三祝 11月15日

交通アクセス

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出典

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  1. ^ a b c d e f g 神奈川県神社庁設立五十周年記念事業委員会出版事業室 編『かながわの神社ガイドブック』かなしん出版、1997年12月、19頁。ISBN 4-87645-222-9 
  2. ^ a b c d e f g 神奈川県神社庁 編『神奈川県神社誌』神奈川県神社庁、1982年、125-126頁。 
  3. ^ a b c d e 『もっと知ろうよ宮前区-神社・お寺の歴史をたずねて』、12頁。 
  4. ^ 宮前地名さんぽ 第1話「宮前平(みやまえだいら)」 - 川崎市宮前区
  5. ^ 前川清治 編『かわさき歴史ウォーク』2002年、171頁。 
  6. ^ 新編武蔵風土記稿. 巻之56”. 内務省地理局. 2016年12月18日閲覧。
  7. ^ a b 記念誌部会 梅原実 編『馬絹神社ー新社殿建立記念ー』馬絹神社建設委員会 篠田茂男、1987年10月、13頁。 
  8. ^ 『川崎の庚申塔-博物館資料調査 昭和60年度-』川崎市博物館資料調査団、1986年、96頁。 
  9. ^ 『川崎の庚申塔-博物館資料調査 昭和60年度-』川崎市博物館資料調査団、1986年、101頁。 
  10. ^ 記念誌部会 梅原実 編『馬絹神社ー新社殿建立記念ー』馬絹神社建設委員会 篠田茂男、1987年10月、108頁。 
  11. ^ 前川清治 編『かわさき歴史ウォーク』2002年、173頁。