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香川 正恒(かがわまさつね、生没年未詳)は、江戸時代前期から後期にかけての岩国領吉川氏家老。安芸香川氏の一族。別名は正経。
香川正矩の子として生まれる。父が万治3年(1660年)に死去した後に家督を相続した。寛文5年(1665年)に宇都宮遯庵に、「陰徳記序」の執筆を依頼している。元禄6年(1693年)頃には大工の大屋嘉左衛門に命じて、現在も残る香川家長屋門(山口県有形文化財)を建てた。