飯田祐基
いいだ ゆうき 飯田 祐基 | |
---|---|
生誕 |
1992年3月11日(32歳) 日本・愛知県 |
出身校 |
名古屋中学校・高等学校卒業 北里大学薬学部中退 |
職業 | 起業家・経営者 |
活動期間 | 2009年 - |
身長 | 163 cm (5 ft 4 in) |
肩書き |
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公式サイト |
飯田祐基 (@sunao709) - X(旧Twitter) 飯田祐基 (@iidayk) - Instagram 飯田祐基 (tekusaiida) - Facebook 飯田祐基 (@yuki_iida) - TikTok 飯田ちゃんねる - YouTubeチャンネル |
飯田 祐基(いいだ ゆうき、1992年3月11日 - )は、日本の起業家、経営者。血液型はO型。愛知県生まれ。
概要
[編集]学生時代からインターネットラジオやニコニコ生放送の配信者として活動。
2015年に22歳で株式会社ライバー(旧株式会社テクサ)を設立し、YouTuberやインフルエンサーが職業になっていなかった時代にインフルエンサーマーケティング市場を1から切り開き牽引[1]。2019年にインフルエンサーマーケティング初めてのビジネス書である『確実に拡散するしくみ-インフルエンサーマーケティングの基本がわかる本』を上梓[2]。
2022年に株式会社ライバー取締役会長を辞任し、株式会社Egg、株式会社飯田屋を設立、その他にも4社の主要株主となる[3][4]。
2023年には、ヒカルとタッグを組み、株式会社これからミステリー を設立し、日本のマーダーミステリー市場の拡大、新たなエンタメ文化の創造を目指している[5]。
経歴
[編集]生い立ち
[編集]裕福で厳格な家庭環境に育った。家族構成は父、母、妹の4人。父親は医療系企業の経営者であり、幼少期から会社を継ぐようにと期待されていた。しかし、様々な景色を見てみたいという願望と、お笑い芸人やタレントになりたいという夢を抱いていた[6]。
中学受験を経て、名古屋中学校・高等学校へ進学した。学校の成績はトップクラスで自分より勉強している人を見るのがストレスだった。
大学受験では、父親の期待に応えるため医学部か薬学部しか受験させてもらえなかったが、唯一1年生で学部が決まっていない東京大学なら受験させてもらえた。そこで東京大学を目指し、机にかじりつくように勉強に励んだが、大学入試センター試験ではほぼ満点を取るものの、受験に失敗してしまった[6]。
その後、予備校の先生の紹介で特待で寮に入り、1年浪人し、北里大学薬学部に入学した[6][7]。 浪人中にインターネットラジオやニコニコ生放送に出会い、配信を始めた[6]。
大学時代(配信者時代)
[編集]上京し、北里大学在学中は「りなりな」という名前でインターネットラジオやニコニコ生放送の配信者として活動していた。 自身の影響力を活かし、ファミリーマートの商品開発に関わる一方で、GREEのCMコンテストで優勝し賞金100万円を獲得したりするなど、個人の影響力を用いたビジネス展開を行っていた[8][9]。 ライブ配信が人気者になるためのツールとしての可能性を感じ、活動に没頭するうちに大学に行かなくなり、北里大学を退学した[7]。
両親の説得により配信者としての活動を引退し、地元に戻り愛知県の大学の薬学部に入学した。 しかし、配信活動への情熱を抑えきれず、ニコニコ生放送の麻雀大会に出場したことで大学に通報され、無期停学処分を受けた。 当時はインターネットで顔を出すことが問題視されていた時代であり、この行動が問題となった。 無期停学が解除されるころ、配信者としての活動に対する強い思いが募り、大学を退学して家を出た[6]。
株式会社ライバー設立とインフルエンサーマーケティングの活動時代
[編集]大学中退後、配信者として活動する傍ら、ガジェット通信の生主ブロマガ編集長や株式会社キュービストでの経験を積んだ。
ニコニコ生放送において、人気芸人が出演する番組よりも人気配信者が出演する番組の方が再生数が多かったことから、インターネットでは視聴者を集めるには人気配信者を起用した番組が有効であると確信した。この発見を受け、配信の第一線から退く決意をし、プロデューサーとしての活動を開始した。この過程で、「りなりな」から「本間すなお」へと改名をした[7][10]。
月に約40本の番組を制作し、月収300万円を達成するまでに至り、会社を立ち上げる決意をした[7]。
2015年8月 株式会社テクサ(現・株式会社ライバー)を設立し、インフルエンサーマーケティングのパイオニアとして様々な企業Chの運営、番組、動画制作を行った。インフルエンサーを起用した効果的なプロモーションと動画・ライブ配信広告を専門に、次世代のインターネットメディアを牽引していく役割を果たしていた[8][11]。 次第に「本間すなお」という名前は使われなくなった。
2018年8月 コレコレ・もこう・ポケカメンら、YouTuber・配信者などが所属するクリエイター事務所を設立した[12]。
2018年11月 株式会社テクサから株式会社ライバーへと社名を変更し、取締役会長 ファウンダーに就任した。ライバーへの期待の高まりやライブ配信市場の拡大を受け、ライバーが活躍する場をさらに広げ、新しいライブエンタテインメントのかたちを創るとともに、市場開拓・事業拡大していく[13]。
2019年8月 『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ-インフルエンサーマーケティングの基本がわかる本』をダイヤモンド社より上梓した。インフルエンサーマーケティング初めてのビジネス書として書店に並ぶ。[2]。
また、YouTube・ライバー業界の先駆者として数々のメディアに出演し、キャスティング領域は3,000人以上、制作実績は1,000本以上に及んだ[14]。
2022年2月 違法賭博への関与が指摘されたことを受け、取締役および会長職を辞任した[15]。
株式会社ライバー辞任後
[編集]2022年4月 株式会社飯田屋を設立し、渋谷道玄坂に本格大衆焼肉屋「飯田屋」をオープンした[16][3]。
2022年5月 株式会社EGGを設立し、各種SNSの運用・コンテンツの制作幅広いインフルエンサーのキャスティング領域を駆使して企業のプロダクトやサービスの拡散をワンストップで行う[17][3][18]。また、深田えいみをはじめとするタレントのプロデュースを行う[19]。
2022年8月 夢だったお笑い芸人に転身し、「飯田パラダイス」という名前でウーマンラッシュアワーの中川パラダイスとコンビ組んだ。コンビ名は「パラダイス」[20]。 「飯田パラダイス」という名前はRepezen FoxxのDJふぉいから名付けてもらった[21]。 M-1グランプリ2023優勝を目指したが、2回戦で敗退した[22]。
2022年10月 「BreakingDown」のオーディションに出場し、本戦への出場権をかけて闘った[23]。また、Repezen Foxxの格闘技イベント「炎上万博」や、ヒカルの格闘技イベント「バトルミリオネア」に出場し相馬トランジスタや星野ロミと闘った[24]。
2023年3月 ラッパーに挑戦し、Repezen Foxxのラップバトルイベント「炎上万博-斬-」に出場した。ラッパーのミメイや無欲とラップバトルを繰り広げた[25]。
2023年9月 モデルに挑戦し、映像連動型ホール シンクロの「オナホ監督」に出演した[26]。
2023年9月 ホストクラブ「愛本店」でホストに挑戦し、3日間で1,000万円を売り上げた。 Repezen FoxxのDJ社長・DJまる、チバニャン、中町JP、深田えいみ、桑田龍征、林尚弘など多くの著名人が来店した[27]。 このホストイベントは自身の誕生日イベントに多くの芸能人を招いていたことに感銘を受けた校長マリモ(groupdandy COO)の提案で実現した[19]。
その他にも運転代行サービス、コンセプトカフェ、AI開発、クリニック、といった4社の経営に携わり主要株主となっていた[4]。
1年間にわたり飲食店、お笑い芸人、格闘家、ラッパー、モデル、ホストといった多業種を経験し、改めてインフルエンサーと共創する経営者でありたいと思った[19]。
株式会社これからミステリー設立(マーダーミステリー事業)
[編集]ヒカルに誘われて初めてマーダーミステリーを体験した際、その魅力に引き込まれ、ビジネスとしての可能性を感じた。また自身のノウハウとの相性を確信したため、この分野での事業を始めることを決意した[6]。 マーダーミステリー事業に専念するため、携わっていた6社からは手を引いた[4]。
2023年12月 株式会社これからミステリーを設立し、推理ゲーム「マーダーミステリー」を軸とした店舗運営やスマホアプリの開発を始めた[28]。 新会社の名前「これからミステリー」は、ヒカルと桑田龍征の3人がLINEのグループ名として使っていたものに由来している[6]。
2024年1月 新事業発表イベント『飯田祐基 第二章 幕開け』を開催し、新会社「株式会社これからミステリー」の設立を発表した。 このイベントは完全招待制になっており、宮迫博之、ヒカル、ラファエル、ぷろたん、はあちゅうらのほかに、報道陣に加えてマーダーミステリー業界関係者、そしてインフルエンサーなど、計700名が会場に集まった[29][30]。
人物
[編集]- YouTube鑑定士ミウラ会長Channelの営業が一番上手い人を決める「ロープレサバイバル」に出場し、総勢23名の中から優勝した。決勝では3万人の営業大会優勝者に見事勝利し、「営業の天才」と称された[31]。
- 人脈がとにかく広く、友人が多い[32][29][33][34][19]。
- YouTuberでは、ヒカル (YouTuber)やRepezen Foxxと親交が深く、度々YouTube動画に出演している[35][36]。
- 「女の子がいる場で話を盛り上げるのが天才的に上手い」とヒカルから評されている[37]。
- 「誤解されやすく、悪い噂が誇張されて流されやすいが、誰よりも考え誰よりも率先して行動するところは特に尊敬でき、また経営者として優秀さを感じる。言ってることは異次元だが、ワクワクさせる説得力がある」と従業員から評価されている[38]。
出版
[編集]- 『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ-インフルエンサーマーケティングの基本がわかる本』(ダイヤモンド社、2019年8月7日) ISBN:9784478106198
出演
[編集]テレビ
[編集]- 『脱力タイムズ』(2021年2月26日、フジテレビ)
脚注
[編集]- ^ “飯田祐基 プロフィール”. HMV&BOOKS online. 2024年5月19日閲覧。
- ^ a b “なぜインフルエンサーに動画制作をお願いするのか?”. DIAMOND online (2019年8月19日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ a b c “Facebook/飯田祐基”. 2024年5月19日閲覧。
- ^ a b c “【いつも応援してくださる皆様へ】飯田くんからこれミスに対しての今の気持ちとXの件について少しだけお話しさせてください”. YouTube これからミステリーの裏側 (2024年7月5日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “ライバー元会長・飯田祐基氏「マーダーミステリー」の新会社設立 発表イベントにヒカル、ラファエル、ぷろたん、はあちゅうら参加”. ORICON NEWS (2024年1月5日). 2024年5月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g “「医者になりなさい」厳格な父と親友飯田の根深い過去を直接親に会って清算してきました”. YouTube ヒカル(Hikaru)チャンネル (2024年1月6日). 2024年5月19日閲覧。
- ^ a b c d “芸能人とライバーは違う? ゆうこすがライブ配信の先駆者に聞く”. 日経クロストレンド (2020年10月23日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ a b “飯田祐基『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』”. ダイヤモンド社 (2019年8月7日). 2024年5月21日閲覧。
- ^ “元ライバー会長「飯田祐基」と本音トークしてみた!!”. YouTube 石川典行チャンネル (2022年8月25日). 2024年5月19日閲覧。
- ^ “横山緑 × 本間すなお × けんちゃん × もんちゃん 笑いあり、涙あり、暴露あり(?)日本配信者協会解散イベント”. ゲンロンカフェ (2015年1月25日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “株式会社ライバー”. 株式会社ライバー. 2024年5月22日閲覧。
- ^ “コレコレ・三納物語ら、YouTuber・配信者・歌い手など18名が所属 株式会社テクサ、クリエイター事務所を設立[テクサ]”. NIKKEI COMPASS (2018年8月29日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “社名変更のお知らせ”. 株式会社ライバー (2018年11月7日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “代表取締役CEO 飯田祐基”. 株式会社これからミステリー. 2024年8月31日閲覧。
- ^ “飯田祐基氏、株式会社ライバーを辞任 違法賭博についての明言は避ける「今後の人生見つめ直したい」”. スポニチ (2022年2月21日). 2024年5月22日閲覧。。
- ^ “株式会社ライバー元会長の飯田祐基が渋谷道玄坂に本格大衆焼肉屋「飯田屋」をオープン!”. PR TIMES (2023年6月19日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “株式会社EGG”. 株式会社EGG. 2024年5月22日閲覧。
- ^ “【前編】俺の第二章が始まる。今後世界でバズるのはこれ!【飯田社長×ラファエル】”. YouTube ラファエル倶楽部 (2023年11月18日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ a b c d “ガーシーに暴露され無一文に。見事な復活を遂げた飯田祐基の生き方【Rebirth】”. YouTube 校長まりも ホストの学校 (2023年9月19日). 2024年5月23日閲覧。
- ^ “元ライバー会長・飯田祐基氏、お笑い芸人に転身 中川パラダイスとコンビ組み「『M-1』優勝目指します」”. スポニチ (2022年8月3日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “【M1出場】DJふぉいくんに芸名を決めてもらった瞬間【飯田パラダイス】”. YouTube 飯田チャンネル【飯田祐基】 (2022年10月1日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “パラダイス”. M-1グランプリ2023. 2024年5月22日閲覧。
- ^ “【BreakingDown6未公開映像】瓜田純士と喧嘩してノーガードでスパーリングしました。【乱闘】”. 飯田ちゃんねる【飯田祐基】. 2024年6月13日閲覧。
- ^ “第1回バトルミリオネア🔥ヒカル軍団(名人、みっき〜)VSレペゼン(銀太、まる)豪華ゲスト勢揃いクリスマス生放送!!!”. YouTube ヒカル(Hikaru)チャンネル. 2024年6月13日閲覧。
- ^ “🔥第二回炎上万博-斬-🔥豪華モンスターを倒せるチャレンジャーは誰だ!?”. YouTube 【Repezen Foxx】. 2024年6月14日閲覧。
- ^ “『オナホ監督』|SYNCHRO”. X【公式】映像連動型ホール「シンクロ」. 2024年6月14日閲覧。
- ^ “ホストになってきました!”. YouTube 飯田チャンネル【飯田祐基】. 2024年6月14日閲覧。
- ^ “会社概要”. 株式会社これからミステリー. 2024年5月22日閲覧。
- ^ a b “「マーダーミステリー」市場を生み出す新会社「株式会社これからミステリー」設立を発表!発起人・飯田祐基とYouTuberヒカル、ブレイキングダウン溝口氏、サムライパートナーズ代表入江氏などが参画[EGG]”. NIKKEI COMPASS (2024年1月6日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “ヒカル、宮迫、ぷろたん、桑田社長、全員が容疑者のサツ人事件のマーダーミステリーまさかの犯人はあの人!?”. YouTube YouTube マーダーミステリーチャンネル【これからミステリー】 (2024年1月17日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “【飯田第2章開幕か!?】超ハイレベルな営業ロープレバトルの頂点に輝くのは誰だ!?!!【日本一決定戦】【後編】”. YouTube 鑑定士ミウラ会長Channel (2024年1月7日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “一緒に住み始めて6ヶ月経った同居人達との温泉旅行が幸せすぎた”. YouTube ヒカル(Hikaru)チャンネル (2023年2月14日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “桑田おかえりー!!!の会”. YouTube Hikaru Gamesチャンネル (2023年10月20日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “ラファエル参戦!元ライバー会長飯田が時給10万円を要求して乗り込んで来た!!”. YouTube 【公式】社長ファイトクラブ (2023年6月2日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “0:02 / 12:28 ☆新企画降臨☆第一回【DJふぉいの悪口鬼ごっこ】前編”. 【Repezen Foxx】 (2019年8月22日). 2024年5月19日閲覧。
- ^ “DJ社長の新事務所に突撃してみたww”. ヒカル(Hikaru) (2023年12月23日). 2024年5月24日閲覧。
- ^ “寝起きのヒカルをどうしても連れて行きたいとこがあるので突撃してみた”. YouTube ヒカル(Hikaru)チャンネル (2023年6月1日). 2024年5月22日閲覧。
- ^ “【飯田社長へ】黙っていられないので内部告発します”. これからミステリーの裏側 (2024年7月6日). 2024年8月31日閲覧。
外部リンク
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