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飛田本通駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飛田本通駅
駅全景
とびたほんどおり
TOBITAHONDŌRI
今池町 (0.4 km)
(0.9 km) 天王寺
地図北に動物園前駅、南西に今池停留場がある
所在地 大阪市西成区山王
北緯34度38分47.7秒 東経135度30分16.7秒 / 北緯34.646583度 東経135.504639度 / 34.646583; 135.504639座標: 北緯34度38分47.7秒 東経135度30分16.7秒 / 北緯34.646583度 東経135.504639度 / 34.646583; 135.504639
所属事業者 南海電気鉄道
所属路線 天王寺支線
キロ程 0.4 km(今池町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1984年昭和59年)12月10日
廃止年月日 1993年平成5年)4月1日[1]
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飛田本通駅(とびたほんどおりえき)は、かつて大阪府大阪市西成区にあった南海電気鉄道天王寺支線1993年平成5年)に天王寺支線の廃止により廃駅となり、わずか8年半で姿を消した短命駅でもあった。

新規旅客の開拓を見込んで商店街との交差部の踏切脇に設けられた駅であったが、地下鉄の動物園前駅に近いので、乗降客はあまりいなかった。廃線後駅施設は撤去されたが、跡地は判別できる形で残っている。

西隣の今池町駅とはわずかに400 mしか離れておらず、ホームにいながらにして今池町駅が見渡せた。

当駅開業時に既に廃止されていた大門通駅は、当駅から100 mほど西に行ったところ、つまり現在の飛田本通商店街を挟んで反対側にあった。

当駅の附近にある門は、よく当駅舎の門と勘違いされるが、これはその昔、ジャンジャン町にあった大橋座の持ち主で附近一帯の大地主であった大橋氏の邸宅の跡である。

歴史

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駅構造

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無人駅であり、駅舎はない。ホームは旧上り線の線路上に設けられた簡素なものだった。

利用状況

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廃止前の一日平均乗車人員は、下記のとおり。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1987年(昭和62年) 182 [大阪府統計 1]
1988年(昭和63年) 184 [大阪府統計 2]
1989年(平成元年) 202 [大阪府統計 3]
1990年(平成02年) 198 [大阪府統計 4]
1991年(平成03年) 197 [大阪府統計 5]
1992年(平成04年) 118 [大阪府統計 6]

駅周辺

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地図
大門通駅跡(上)と飛田本通駅跡(右)の位置関係。樹木のピンは、南海天王寺支線の線路跡に整備した公園を指す

当駅は、動物園前一番街と動物園前二番街(総称・飛田本通商店街)の間に設けられた踏切跡に隣接していた。なお、当駅跡付近の線路跡は公園として整備された。

脚注

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出典

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記事本文

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  1. ^ a b “南海天王寺支線 なにわの庶民の足 93年の歴史に幕”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1993年4月1日) 

利用状況

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大阪府統計年鑑
  1. ^ 昭和63年度大阪府統計年鑑 第11章 運輸及び通信” (PDF). 大阪府企画調整部統計課. p. 217 (1989年3月). 2021年8月14日閲覧。
  2. ^ 平成元年度大阪府統計年鑑 第11章 運輸及び通信” (PDF). 大阪府企画調整部統計課. p. 217 (1990年3月). 2021年8月14日閲覧。
  3. ^ 平成2年度大阪府統計年鑑 第11章 運輸及び通信” (PDF). 大阪府企画調整部統計課. p. 215 (1991年3月). 2021年8月14日閲覧。
  4. ^ 平成3年度大阪府統計年鑑 第11章 運輸及び通信” (PDF). 大阪府企画調整部統計課. p. 215 (1992年3月). 2021年8月14日閲覧。
  5. ^ 平成4年度大阪府統計年鑑 第11章 運輸及び通信” (PDF). 大阪府企画調整部統計課. p. 215 (1993年3月). 2021年8月14日閲覧。
  6. ^ 平成5年度大阪府統計年鑑 第11章 運輸及び通信” (PDF). 大阪府企画調整部統計課. p. 197 (1994年3月). 2021年8月14日閲覧。

隣の駅

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南海電気鉄道
天王寺支線
今池町駅 - 飛田本通駅 - 天王寺駅

関連項目

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