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額 (曖昧さ回避)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

  • (ひたい)
  1. 一般には、ヒトの顔の一部。顔のうち、眉と耳を結ぶ線より上にあり、髪の生え際より下にある面。おでこ。 ⇒ 
  2. ヒトの額におおよそで相当する動物などの前額。用例として、「猫の額」、「― に一本角をもつユニコーン」。
  3. 日本語古語で、額髪(ひたいがみ、ぬかがみ。意:額にかかる髪。額から左右に分けて頬や肩まで垂らした髪)の略語。
  4. 平安時代の日本の女官礼装のとき前髪に付ける飾り、本来「蔽髪」と書く「平額(ひらびたい)」のこと。 ⇒  十二単
  5. 東洋や日本の烏帽子などの、前額に当たる部分。
  6. 物の突き出ている部分。用例として、日本語古語「岸の額(意:岸の突き出た所)」。
  • (がく)
  1. 解剖学から理美容までを含む専門分野では、前額(ぜんがく)、前額部といい、眉と耳を結ぶ線より上にある「頭部」の一部。 ⇒ 
  2. 額縁としての額を含む)のこと。
  3. 壁などに掲げる書き物。用例として、額縁(枠内に物が嵌め込まれている状態の額縁)、篆額石碑などの上部に篆書で刻まれた題字)、扁額(門戸や室内などに掲げる横に長い額)。
  4. 金銭上の数値。用例として、額面、価額、金額、同額・差額、定額、巨額・多額・少額、小額、高額・低額、総額・全額・半額、増額・減額、月額、税額、支給額、等々。
  5. 物の量。用例として、産額(生産・産出される物資の数量または金額)。
  • (ぬか)
  1. 日本語古語で、「(人の顔にある)額(ひたい)」の意。 ⇒ 
  2. 日本語古語で、「ぬかずくこと」「礼拝」の意。 ⇒ 礼拝
  3. 日本語地名構成要素のひとつ。用例として「額村」とその関連地名群。
  4. 日本語のひとつ。