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須甲鉄也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

須甲 鉄也(すこう てつや、1912年8月30日 - 1998年4月19日)は日本の動物学者。専門は甲殻類発生学や、河川の生態学(特に環境破壊による動物相の年代的遷移)。  

経歴

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長野県長野市出身。東京文理科大学卒業。1938年理学博士。1941年埼玉師範学校教授、1964年埼玉大学文理学部教授、教養部教授、学生部長、教育学部長から1978年名誉教授、1980年から1987年まで学長。

国立大学協会教養課程特別委員会長、天然記念物北海道犬保護会長、埼玉県環境アセスメント会長、さいたま緑のトラスト協会理事、埼玉県立自然博物館協会長など多数の役職を歴任した。勲二等旭日重光章。

著書には「動物発生学実験法」、「大学教養生物学」などがある。

受賞

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  • 1961年 文部大臣賞「科学映画 ザリガニの生活」
  • 1963年 水産功労賞「内水面漁場管理及び仲介」
  • 1978年 埼玉文化賞
  • 1984年 文部大臣賞「産業教育」

所属学会

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  • 日本動物学会
  • 日本生物地理学会
  • 日本教科教育学会
  • 日本水生昆虫研究会

出典

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  • 「須甲鉄也教授の退官を記念して (須甲鉄也教授退官記念) 」埼玉大学紀要 1987年
  • 「現代日本人名録」日外アソシエーツ 1987年