非人番(ひにんばん)とは、江戸時代に農村の治安維持の任務を与えられていた生業を指す。名称は似ているが、物乞いを生業としていた野非人とは全く異なる人々である。主として、関西地方に存在した。
彼らに与えられていた役割は、盗賊および野非人(本来非人身分ではないが、経済的困窮により非人の状態になった者、乞食)の取締りであった。その報酬として米や麦を与えられていた。これを非人番給という。