静止ホイール
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静止ホイール(せいしホイール)とは、自動車のホイールに取り付ける部品で、自動車が走行しても、ホイール・タイヤと一緒に回転せず、常に上下位置を一定にして静止した状態を保持する特許技術[1]である。
概説
[編集]広告媒体として利用されている。走行中でも常に静止状態にあるためホイールに描かれた広告を読み取ることが可能で、あわせて人に奇妙な印象を与えることによる視覚効果をもたらす。
ホイールと静止ホイールの間にはベアリングがありタイヤの回転は直接に伝わらない。またノーズを付けることにより空気の流れを前方から後方に逃し、一定の位置を保とうとする原理を利用している。主にタクシーに装着するが大型車両用もあった。
兵庫県のパスカル研究所が開発・特許申請をし「E-CAPS」の名称で2000年から販売していた。採用例としては沖縄県のタクシーに装着され沖縄セルラーの広告、神戸・大阪地区のタクシーに装着されペットフードの商品広告がなされていた。
現在も静止ホイール「PASCAP」として、一部自治体公用車や選挙時啓発、バス・タクシー広告などで利用されている。
参考文献
[編集]- 日経デザイン2000年11月号 『なぜ?がポイントの最新交通広告』
外部リンク
[編集]- 回らないホイールキャップ - 静止ホイール動画紹介
- PASCAP.NET - メーカーによる紹介
- 静止ホイールの不思議
脚注
[編集]- ^ 特許第3162673号。2007年に特許料未納により抹消。