阿姫
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阿姫(くまひめ、文禄4年(1595年) - 寛永9年2月13日(1632年4月2日))は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての女性。土佐藩主山内忠義の正室。
来歴
[編集]掛川藩主・松平定勝の次女として生まれる。母は奥平貞友の娘「たつ」。
慶長10年(1605年)5月13日、伏見において伯父徳川家康の養女となり、忠義に嫁いだ。このとき家康より化粧料として豊後国玖珠郡山田郷内に1千石を賜っている[1]。
夫との間に忠豊、忠直、喜与姫(松下長綱正室)の2男1女を儲けた。
寛永9年2月13日(1632年4月2日)、38歳で死去し、深川霊巌寺に葬られた。法名は光照院殿泰誉皓月大姉。
補註
[編集]- ^ 甲斐素純「土佐山内家化粧料千石と粟野村庄屋森家について」『大分縣地方史』第181巻、大分県地方史研究会、2001年3月、42-58頁、CRID 1050845762583710080。
参考文献
[編集]- 『徳川諸家系譜』第二
- 『徳川・松平一族の事典』