関野義秀
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選手情報 | ||||||||||||||||||
フルネーム | 関野義秀 | |||||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||
泳法 | フィンスイミング | |||||||||||||||||
所属 | AQUA FinD | |||||||||||||||||
生年月日 | 1990年1月4日(34歳) | |||||||||||||||||
生誕地 | 神奈川県平塚市 | |||||||||||||||||
身長 | 172cm | |||||||||||||||||
体重 | 71kg | |||||||||||||||||
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関野 義秀(せきの よしひで、1990年1月4日 - )は、日本の男子フィンスイミング選手。 AQUA FinD 所属。 400mサーフィス、800mサーフィス、4×200mサーフィスリレーおよび短水路800mサーフィスの日本記録保持者。
略歴
[編集]神奈川県平塚市出身。平塚市立なでしこ小学校、平塚市立浜岳中学校、神奈川県立秦野高等学校を経て、東京YMCA社会体育・保育専門学校スイミングスポーツ科スイミングコースを卒業。その後、鹿屋体育大学に第3年次編入学。卒業後は同大学院修士課程を修了。
2歳から神奈中スイミングスクールにて水泳を始め、小学1年時から選手育成コースに入る。競泳時代はずっと神奈中スイミングスクールにて過ごし、高校2年時にはリレーにて春季・夏季ジュニアオリンピックに出場したものの、高校3年に引退するまで秀でた結果はなかった。
フィンスイミングは高校3年だった2007年4月に、当時の競泳のコーチから勧められ取り組む。ひと月後、5月の日本選手権400mビーフィンにて当時の日本新記録を樹立して優勝したことから、アジア選手権に派遣される(ユース日本代表)。同年、アジア選手権(香港)では200mビーフィンで当時のアジア新記録を樹立して優勝[1]。
2008年よりモノフィン競技に挑戦し、中距離種目を中心に大会に出場。2010年5月から所属チームを神奈中スイミングスクールからNAIA Finswimming Teamに変更。同年の日本選手権400mサーフィスにて優勝し、初めて正代表として日本代表入りを果たす。同年11月のアジア選手権(高雄・台湾)では4×200mサーフィスリレーにて日本新記録を8年ぶりに更新。 翌年7,8月にかけて行われた世界選手権(ホードメゼーヴァーシャールヘイ・ハンガリー)、翌々年11月に行われたアジア選手権(ダナン・ベトナム)でも、4×200mサーフィスリレーの日本新記録をさらに更新。
また、2012年3月に行われた関東オープン大会(短水路)にて800mサーフィスの日本記録を樹立。同10月の学生選手権にて400mサーフィスの日本記録を樹立[2]。
2013年5月に行われた日本選手権にて柿添武文(Delfino)にこの記録を塗り替えられるも、同年9月に行われたワールドカップゴールデンファイナル(ジュネーヴ・スイス)にて日本記録を奪還した。
2014年5月に行われた日本選手権大会では、200mサーフィス・400mサーフィスともに日本記録で優勝し、本大会の男子最優秀選手賞に選考され、2014年度の日本代表選手として選考された。アジア選手権(プーケット・タイ)では、4×100mリレー、4×200mリレーの日本新記録を樹立した。
2015年1月に行われた関東オープン大会では、16年間破られていなかった堀内直の記録を更新し、自身初の短水路200mサーフィスの日本記録を樹立した。同5月に行われた日本選手権大会では200mサーフィス・400mサーフィス・800mサーフィスにて日本記録を樹立。前年に引き続き2年連続で男子最優秀選手賞に選考された。また、世界選手権、アジア選手権に日本選手団男子キャプテンとして出場し、4×100mリレー、4×200mリレーでは、日本新記録を更新した。
2016年5月に行われた日本選手権大会では、400mサーフィス・800mサーフィスにて優勝、200mサーフィスで準優勝し、日本代表選手として選考された。 また、TBS番組「炎の体育会TV」体育会水泳部のフィンスイミングメインコーチを務め、オードリー春日・じゅんいちダビッドソン・魔裟斗の指導を行い、体育会水泳部のマスターズ日本代表選出に貢献。
主な戦績
[編集]2007年
[編集]- 第19回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 400m ビーフィン 3'47"60 優勝 日本新記録樹立
- 100m ビーフィン 47" 2位
- 第10回フィンスイミングアジア選手権大会 香港
- 200m ビーフィン 1'48"55 優勝 アジア新記録樹立
- 100m ビーフィン 50"07 2位
2008年
[編集]- 第20回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 200m CMASビーフィン 3位
- 100m CMASビーフィン 3位
- 50m CMASビーフィン 3位
- フィンスイミングワールドカップ第6ラウンド モスクワ大会
- 200m ビーフィン 1'49"61 5位
- 100m ビーフィン 49"90 6位
- 50m ビーフィン 22"57 5位
2009年
[編集]- 第21回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 200m CMASビーフィン 1'47"79 3位
- 400m サーフィス 3'36"24 4位
2010年
[編集]- 第22回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 400m サーフィス 3'25"27 優勝 大会新記録
- 200m CMASビーフィン 1'48"59 3位
- 4×200m リレー 6'14"46 6位 日本新記録
- 200m サーフィス 1'33"35 7位
- 400m サーフィス 3'24"66 8位
2011年
[編集]- 第23回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 400m サーフィス 3'21"86 2位 日本新記録
- 200m サーフィス 1'31"54 2位
- 100m サーフィス 40"84 3位
- 第16回フィンスイミング世界選手権 ホードメゼーヴァーシャールヘイ(ハンガリー)
- 4×200m リレー 6'11"00 10位 日本新記録
- 100m サーフィス 41"45 32位
- 400m サーフィス 3'23"15 24位
2012年
[編集]- 第8回フィンスイミング関東オープン大会(短水路) 千葉県国際総合水泳場
- 800m サーフィス 7'05"67 優勝 日本新記録
- 400m サーフィス 3'27"32 優勝 大会新記録
- 200m サーフィス 1'30"98 優勝 大会新記録
- 第24回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 800m サーフィス 7'12"66 優勝
- 400m サーフィス 3'23"89 優勝
- 200m サーフィス 1'31"94 2位
- 第9回フィンスイミング日本学生選手権大会 さがみはらグリーンプール
- 400m サーフィス 3'20"82 優勝 日本新記録
- 4×200m リレー 6'10"51 4位 日本新記録
- 800m サーフィス 7'10"64 7位
- 400m サーフィス 3'21"99 9位
2013年
[編集]- 第9回フィンスイミング関東オープン大会(短水路) 千葉県国際総合水泳場
- 400m サーフィス 3'24"35 優勝 大会新記録
- 200m サーフィス 1'30"75 優勝 大会新記録
- 第25回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 400m サーフィス 3'22"58 3位
- 800m サーフィス 7'11"16 10位
- 400m サーフィス 3'19"87 10位 日本新記録
- 200m サーフィス 1'31"19 17位
2014年
[編集]- 第26回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 400m サーフィス 3'14"01 優勝 日本新記録
- 200m サーフィス 1'29"35 優勝 日本新記録
- 100m サーフィス 39"75 4位
- 50m サーフィス 18"04 4位
- 4×100m リレー 2'32"48 4位 日本新記録
- 4×200m リレー 6'04"74 4位 日本新記録
- 400m サーフィス 3'20"41 8位
- 200m サーフィス 1'31"70 8位
2015年
[編集]- 第11回フィンスイミング関東オープン大会(短水路) 千葉県国際総合水泳場
- 200m サーフィス 1'28"62 優勝 日本新記録
- 100m サーフィス 39"07 優勝
- 第27回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 800m サーフィス 6'51"99 優勝 日本新記録
- 400m サーフィス 3'13"07 優勝 日本新記録
- 200m サーフィス 1'28"48(リレー1泳)日本新記録
- 100m サーフィス 38"46 3位
- 400m サーフィス 3'15"80 5位
- 800m サーフィス 6'58"62 4位
- 4×100m リレー 2'31"85 4位 日本新記録
- 4×200m リレー 5'58"01 4位 日本新記録
- 200m サーフィス 1'28"06(リレー1泳)日本新記録
2016年
[編集]- 第28回フィンスイミング日本選手権大会 横浜国際プール
- 800m サーフィス 7'02"79 優勝
- 400m サーフィス 3'14"39 優勝
- 200m サーフィス 1'27"59 2位 日本新記録
- 4×200m リレー 5'59"37 優勝 大会新記録
- 200m サーフィス 1'27"16(リレー1泳)日本新記録
- 4×100m リレー 2'36"75 優勝 大会新記録
自己ベスト
[編集]水路 | 種目 | 距離 | 記録 | 樹立日 | 大会名 | 会場 | 備考 |
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長水路 | サーフィス | 100m | 38秒46 | 2015年5月10日 | 第27回フィンスイミング日本選手権 | 横浜国際プール | |
200m | 1分27秒16 | 2016年5月4日 | 第28回フィンスイミング日本選手権 | 横浜国際プール | |||
400m | 3分13秒07 | 2015年5月10日 | 第27回フィンスイミング日本選手権 | 横浜国際プール | 日本記録 | ||
800m | 6分51秒99 | 2015年5月10日 | 第27回フィンスイミング日本選手権 | 横浜国際プール | 日本記録 | ||
ビーフィン | 400m | 3分47秒60 | 2007年5月4日 | 第19回フィンスイミング日本選手権 | 横浜国際プール | ユース記録 | |
短水路 | サーフィス | 100m | 38秒89 | 2014年3月8日 | 第10回フィンスイミング関東オープン | 千葉県国際総合水泳場 | |
200m | 1分28秒62 | 2015年1月31日 | 第11回フィンスイミング関東オープン | 千葉県国際総合水泳場 | 日本記録 | ||
400m | 3分17秒55 | 2014年11月23日 | 第23回フィンスイミング短水路日本選手権 | 千葉県国際総合水泳場 | |||
800m | 7分02秒74 | 2016年1月30日 | 第12回フィンスイミング関東オープン大会 | 千葉県国際総合水泳場 |
受賞歴等
[編集]- 第27回フィンスイミング日本選手権大会男子最優秀選手賞(2015年)
- 第26回フィンスイミング日本選手権大会男子最優秀選手賞(2014年)
- 平成19年度最優秀ユース選手賞
- 広畑賞(神奈川県立秦野高等学校 平成20年)
- 2008・2009年度クラブ活動優秀賞(東京YMCA社会体育・保育専門学校)
- 平成23年度横浜スポーツ表彰 スポーツ奨励賞(優秀選手):横浜市体育協会
その他
[編集]- KTS"ナマ・イキVOICE"の七夕企画「ひこ星に会いたい2012」で、ひこ星の1人として選出された。(2012/7/7放送)
脚注
[編集]- ^ 日本人としてはアジア大会で歴代3人目の金メダル獲得。(『タウンニュース秦野版2007年10月4日号』より。)
- ^ 学生選手権にて日本記録が樹立されたのはこれが初めてである。