関西BNCT共同医療センター
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大阪医科薬科大学 関西BNCT共同医療センター | |
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情報 | |
英語名称 |
Kansai BNCT Medical Center, Osaka Medical College |
標榜診療科 | 放射線科 |
開設者 | 学校法人大阪医科薬科大学 |
開設年月日 | 2018年6月 |
所在地 |
〒569-8686 |
位置 | 北緯34度51分10.3秒 東経135度37分31.5秒 / 北緯34.852861度 東経135.625417度座標: 北緯34度51分10.3秒 東経135度37分31.5秒 / 北緯34.852861度 東経135.625417度 |
PJ 医療機関 |
関西BNCT共同医療センター | |
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情報 | |
設計者 | 日建設計[1] |
施工 | 安藤・間[2] |
建築主 | 学校法人大阪医科薬科大学 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上3階、地下1階、塔屋1階 |
高さ | 19m |
着工 | 2016年[3] |
竣工 | 2018年 |
関西BNCT共同医療センター(かんさいビーエヌシーティーきょうどういりょうセンター)は、大阪府高槻市大学町に位置する、BNCTによる癌治療等を目的とした大阪医科薬科大学の附属施設である。
概要
[編集]世界初の教育研究機関に附属するBNCT臨床施設であり、新しい癌治療方法であるBNCTの診療、研究、人材育成を実施するために設立された。2020年(令和2年)6月からは南東北BNCT研究センターと並び、世界初の加速器による癌のBNCT治療を保険診療で実施している。
2015年(平成27年)3月26日、大阪医科大学(大阪医科薬科大学の前身)は「(仮称)関西BNCT医療研究センター」の設立を発表[4]。関西BNCT医療センター設立準備委員会が設立された。施設整備費は約60億円で[5]、2016年(平成28年)に日本政策投資銀行が55億円のシンジケートローンを組成し、三井住友銀行及び池田泉州銀行とともに学校法人大阪医科薬科大学に融資を行っている[6][7]。
2018年(平成30年)3月に竣工、同年6月に開院し、まずはPET検査を開始した。2020年(令和2年)6月には「切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部癌」が保険適用され、6月17日に第1例目の保険診療での頭頸部がんへのBNCT治療が実施された[8]。
施設概要
[編集]- 竣工:2018年3月
- 階数:地下1階、地上3階
- 1F:エントランスホール、ホットラボ室、BNCT治療室
- 2F:情報ラウンジ、PET/CT検査室、PET待機・回復室
- 3F:研修スペース、カンファレンスルーム
- 構造:鉄筋コンクリート造
- 建築面積:1.331.01㎡
- 延べ面積:4,028.85㎡
- 建物高さ:19.11m
- BNCT治療システム:住友重機械工業の加速器によるBNCT治療システムを導入[9]
交通
[編集]出典
[編集]- ^ 関西BNCT共同医療センター | 医療・福祉施設 | Projects | NIKKEN SEKKEI LTD
- ^ 関西BNCT共同医療センター | 施工実績|安藤ハザマ
- ^ 大阪医科大本部キャンパスに建設するBNCT施設は9月初旬に着工 | 建設ニュース 2016年6月15日
- ^ 次世代がん治療BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の医療拠点「(仮称)関西BNCT医療研究センター」の設立について 学校法人大阪医科大学 2015年3月26日 アーカイブ
- ^ 次世代がん治療「BNCT」の先導役は関西にあり |ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 2017年2月6日
- ^ 「関西BNCT医療センター(仮称)」整備事業に対するシンジケート・ローンを組成-地域金融機関と協調し、世界初の共同利用型BNCT専門医療拠点の整備をサポート- | DBJ News | 日本政策投資銀行(DBJ) 2016年10月4日
- ^ 次世代がん治療施設整備へ協調融資 政投銀など55億円: 日本経済新聞 2016年11月19日
- ^ 6月17日、第1例目のBNCT治療(保険診療)を行いました。 | 関西BNCT共同医療センター 2020年6月17日
- ^ 加速器を用いたBNCT治療システムおよびBNCT線量計算プログラムの当社国内ユーザでの保険診療開始のお知らせ | お知らせ 2020年度 | 住友重機械工業株式会社 2020年6月18日