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金谷城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

金谷城(かなやじょう)は、千葉県富津市金谷に位置する山城。この城は、上総安房の国境にあり、戦国時代には里見氏の拠点として知られている。別名として、明鐘城(あけがねじょう)という名でも知られている。

金谷城
千葉県
別名 明鐘城
城郭構造 連郭式山城
天守構造 なし
築城主 真里谷信興
築城年 文明12年(1480年
主な城主 里見実堯正木時茂

歴史

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金谷城は戦国時代に里見実堯が城主であったと考えられている。実堯は、里見氏の内訌(天文の内訌)において当時の里見氏当主・里見義豊によって誅殺されその後、実堯の嫡男である里見義堯が北条氏と結び、義豊を討ち、里見氏の当主となった。しかし、後に里見氏と北条氏が手切れになると、戦略上の重要性からたびたび北条氏に侵攻された[1]。 その後、金谷城には里見氏配下の正木氏が入った。正木氏は一時期北条氏に属し、その際北条方の城となるが、再び正木氏は里見氏に属し里見方の城として1590年豊臣秀吉による小田原の役を迎えた[2]

現状

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現在、金谷城の跡地はスポーツ施設「TJKリゾート金谷城」の敷地となっており、一般の立ち入りは制限されている。この施設は、宿泊やスポーツ活動を提供しており、周辺の観光スポットとしても知られている[3]

アクセス

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TJKリゾート金谷城へのアクセスは、車での移動が一般的である[4]

周辺観光

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金谷城周辺には、房総フラワーラインやいちご狩りが楽しめるスポットなど、さまざまな観光地がある[5]。また、道の駅保田小学校では地元の野菜や特産品を購入することがでる。金谷城は、その歴史的背景と美しい景観から、多くの歴史愛好家や観光客に親しまれている。

脚注

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  1. ^ 金谷城の見所と写真・100人城主の評価(千葉県富津市) | 攻城団(日本全国のお城情報サイト)”. 攻城団. 2025年2月13日閲覧。
  2. ^ 関東屈指の海城(うみじろ)! 金谷城にいざ、出陣”. TJK 東京都情報サービス産業健康保険組合. 2025年2月13日閲覧。
  3. ^ TJKリゾート金谷城”. TJK 東京都情報サービス産業健康保険組合. 2025年2月13日閲覧。
  4. ^ 金谷城スポーツセンター アクセス | TJK”. web.archive.org (2018年12月27日). 2025年2月13日閲覧。
  5. ^ 金谷城スポーツセンター 周辺観光 | TJK”. web.archive.org (2020年2月16日). 2025年2月13日閲覧。