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金沢浄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金沢 浄
名前
愛称 ジョー[1][2]
カタカナ カナザワ ジョウ
ラテン文字 KANAZAWA Jo
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1976-07-09) 1976年7月9日(48歳)
出身地 埼玉県入間市[3]
身長 173cm
体重 72kg
選手情報
ポジション DF (SB[4][1])、
MF (DH[4][1])
利き足 左足[1][2]
ユース
1992-1994 日本の旗 武南高校
1995-1998 日本の旗 国士舘大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1999-2002 日本の旗 ジュビロ磐田 63 (3)
2003-2009 日本の旗 FC東京 123 (3)
2009-2013 日本の旗 ジュビロ磐田 36 (0)
2014 日本の旗 ザスパクサツ群馬 10 (1)
2015 日本の旗 FCフエンテ東久留米 4 (0)
通算 236 (7)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj
沢浄

金沢 浄(かなざわ じょう、1976年7月9日 - )は、埼玉県入間市出身の元プロサッカー選手。ポジションはディフェンダー(DF)及びミッドフィールダー(MF)。

来歴

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小学校1年生(6歳[2])の時に兄の影響でサッカーを始める[3][5]武南高等学校時代は左の攻撃的なウイングとしてプレーし、2度の選手権に出場[5]1995年に進学した国士舘大学では左サイドバックにポジションを下げて2度の全日本大学選手権優勝を果たすなど活躍[3]1997年にはユニバーシアードに臨む日本代表に選出され、主将を務めた[3]

1999年ジュビロ磐田に入団。FWからストッパーまで務める[6]ユーティリティープレイヤーとして[7]チームプレーに徹し[6]、守備を整えて劣勢を鎮める役割を担って[5] 2度のリーグ優勝に貢献したが[3]、レギュラーポジションを獲得するには至らなかった。

2003年、左サイドの強化を図る[7]FC東京へ移籍[8][9]原博実監督によって左SBのレギュラーに据えられると、優れた基本技術と状況判断でチームにフィットし[10]、GK土肥洋一と並びリーグ戦全試合にフル出場[11]。この活躍で出身の入間市からも「元気な入間・生き生き功労賞」の第3号として表彰された[3][12]2004年も安定したプレーを続け、同年のナビスコカップ優勝に貢献した。2005年に入って細かな怪我が増え始め[13][14]2006年にはアキレス腱断裂により長期離脱を強いられた[15]2007年のJ1開幕戦で復帰[14]。シーズンを通してレギュラーを確保し、チームを支えた[16]2008年、新加入の長友佑都に左SBを奪われたが[17]、磐田在籍時に経験のあるボランチ[16]、長友不在時の左SBとして出場機会を得た[18](長友を右サイドに配しての併用もあった)。2009年に入るとボランチでも米本拓司の台頭を受け出場機会を失った[19]

2009年8月、左SBを固定できずにいた[20] 磐田からオファーを受け、7年ぶりに磐田に復帰[21][22]。的確なボールポゼッションで時間を作り[23] チームを落ち着かせたが[24]、左SBを本職とするパク・チュホ[25]宮崎智彦の加入により徐々に出場を減らした。

2014年、ザスパクサツ群馬に完全移籍[26][27]。若いチームを支える精神的支柱として期待を寄せられるも[28]、開幕直前の練習試合で左膝内側側副靱帯断裂[29]。前半戦をリハビリに費やし、同年7月の第24節北九州戦で移籍後初出場。ボランチに入り高い戦術眼と技術を見せたが[30]、同年11月にプロとしての現役引退を発表した[31]

2015年はFCフエンテ東久留米でプレー[32][33]

2016年、B級指導者ライセンス取得[34]

エピソード

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  • 群馬在籍時には38歳を迎えたが、ベテランにありがちな威圧感を持たない癒やしキャラとして親しまれた[35]。FC東京在籍時の監督城福浩は、金沢をチームの中で世代の垣根なくどのグループともコミュニケーションを図れる繋ぎ役と評している[36]

所属クラブ

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ユース経歴
プロ経歴

個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
1996 国士大 - - - 3 1 3 1
1997 - - 3 0 3 0
1998 3 旧JFL 19 3 - 2 1 21 4
1999 磐田 20 J1 12 0 2 0 0 0 14 0
2000 10 0 3 0 0 0 13 0
2001 19 2 7 0 2 0 28 2
2002 22 1 6 1 0 0 28 2
2003 FC東京 17 30 3 7 0 2 0 39 3
2004 24 0 9 0 2 0 35 0
2005 22 0 6 0 2 0 30 0
2006 0 0 2 0 0 0 2 0
2007 29 0 6 1 2 0 37 1
2008 14 0 5 0 1 0 20 0
2009 4 0 2 0 - 6 0
磐田 16 8 0 - 3 0 11 0
2010 14 0 5 1 3 0 22 1
2011 8 0 1 0 1 0 10 0
2012 5 0 3 0 2 0 10 0
2013 1 0 4 0 1 0 6 0
2014 群馬 J2 10 1 - 3 0 13 1
2015 東久留米 14 東京都1部 4 0 - - 4 0
通算 日本 J1 222 6 68 3 21 0 311 9
日本 J2 10 1 - 3 0 13 1
日本 旧JFL 19 3 - 2 1 21 4
日本 東京都1部 4 0 - 0 0 4 0
日本 - - 6 1 6 1
総通算 255 10 68 3 32 2 355 14
その他の公式戦
出場歴

代表歴

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指導歴

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  • JOLTIVAジュニアユース 監督

タイトル

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脚注

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  1. ^ a b c d e f 選手データベース 金沢浄 - ウェイバックマシン(2010年1月10日アーカイブ分) WEBサッカーマガジン (2008年2月21日)
  2. ^ a b c 『Jリーグ選手名鑑 2014J1・J2・J3エルゴラッソ特別編集』三栄書房、2014年、192頁。 
  3. ^ a b c d e f g 広報いるま 平成16年3月1日号 (PDF) 入間市 (2004年3月1日)
  4. ^ a b 磐田・金沢は29日のG大阪戦先発も 日刊スポーツ (2009年8月27日)
  5. ^ a b c Interview 927 (1/2) - ウェイバックマシン(2003年7月27日アーカイブ分) WEBサッカーマガジン (2003年6月11日)
  6. ^ a b 『FC東京ファンブック2003』毎日新聞社、2003年、68-72頁。 
  7. ^ a b 『FC東京ファンブック2003』毎日新聞社、2003年、30頁。 
  8. ^ 金沢浄選手 FC東京へ完全移籍 - ウェイバックマシン(2003年2月7日アーカイブ分) ジュビロ磐田 (2003年1月24日)
  9. ^ a b 金沢 浄選手移籍加入決定のお知らせ - ウェイバックマシン(2004年5月6日アーカイブ分) FC東京 (2003年1月24日)
  10. ^ 365日 FC東京 <第4回> 技術、判断力に優れた金沢を代表に - ウェイバックマシン(2005年12月2日アーカイブ分) 東京中日スポーツ (2004年4月28日)
  11. ^ 選手出場記録 Jリーグ (2003年8月2日)
    選手出場記録 Jリーグ (2003年11月29日)
  12. ^ 金沢 浄選手 入間市「元気な入間・生き生き功労賞」受賞について - ウェイバックマシン(2004年3月15日アーカイブ分) FC東京 (2004年1月30日)
  13. ^ 『FC東京ファンブック2006』毎日新聞社、2006年、37頁。 
  14. ^ a b c d Tokyo Mania Vol.21 ジョーマニア 182ch (2007年3月13日)
  15. ^ 金沢 浄選手の検査結果について / F東京 Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2006年6月30日)
  16. ^ a b 『FC東京ファンブック2008』毎日新聞社、2008年、23頁。 
  17. ^ 【J1:第33節 F東京 vs 新潟】プレビュー Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2008年11月30日)
  18. ^ 金沢“本職”で先発 長友欠場で1カ月ぶり左SB 東京中日スポーツ (2008年5月9日)
  19. ^ 金沢移籍を正式発表 東京中日スポーツ (2009年8月25日)
  20. ^ 磐田が東京からDF金沢浄を獲得 日刊スポーツ (2009年8月25日)
  21. ^ a b c d e f g h 金沢浄選手 ジュビロ磐田へ完全移籍決定のお知らせ - ウェイバックマシン(2009年8月28日アーカイブ分) FC東京 (2009年8月24日)
  22. ^ 金沢浄選手FC東京より完全移籍加入のお知らせ ジュビロ磐田 (2009年8月24日)
  23. ^ 磐田DF金沢が完全合流し左SBで復帰へ 日刊スポーツ (2009年10月29日)
  24. ^ 磐田が今季2度目の完封勝利 / ナビスコ杯 日刊スポーツ (2010年5月29日)
  25. ^ 磐田は総力戦、イ・グノ強行出場へ 日刊スポーツ (2010年4月17日)
  26. ^ 金沢浄選手 ザスパクサツ群馬へ完全移籍 ジュビロ磐田 (2014年1月8日)
  27. ^ 【トップチーム】金沢 浄 選手 ジュビロ磐田より完全移籍加入のお知らせ ザスパクサツ群馬 (2004年1月8日)
  28. ^ ザスパクサツ群馬、2014補強診断。残留が“目標”は避けたい、2年目の秋葉体制 フットボールチャンネル (2014年2月16日)
  29. ^ 【トップチーム】金沢浄 選手 検査結果のお知らせ ザスパクサツ群馬 (2014年3月5日)
  30. ^ 月刊J2マガジン 2015年1月号』ベースボール・マガジン社、2014年、19頁。 
  31. ^ 【トップチーム】金沢 浄選手 現役引退のお知らせ ザスパクサツ群馬 (2014年11月29日)
  32. ^ 新加入選手のお知らせ FCフエンテ東久留米オフィシャルブログ (2015年4月13日)
  33. ^ 退団選手のお知らせ FCフエンテ東久留米 (2016年3月7日)
  34. ^ 2015年度 B級コーチ養成講習会 合格者【439名】 日本サッカー協会 (2016年4月14日)
  35. ^ 【J2:第40節 群馬 vs 磐田】プレビュー Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2014年11月19日)
  36. ^ 城福浩『Jリーグサッカー監督 プロフェッショナルの思考法』カンゼン、2012年、36頁。 

関連項目

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外部リンク

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