金勝寺 (奈良県平群町)
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金勝寺 | |
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所在地 | 奈良県平群町椣原53 |
位置 | 北緯34度38分37.3秒 東経135度42分16秒 / 北緯34.643694度 東経135.70444度座標: 北緯34度38分37.3秒 東経135度42分16秒 / 北緯34.643694度 東経135.70444度 |
山号 | 椣原山 |
宗旨 | 新義真言宗 |
宗派 | 真言宗室生寺派 |
本尊 | 薬師如来 |
創建年 | 天平18年(746年) |
開山 | 行基 |
札所等 |
大和北部八十八カ所霊場 第四十番 |
公式サイト | 真言宗 金勝寺 |
法人番号 | 1150005003346 |
金勝寺(きんしょうじ)は、奈良県平群町椣原にある真言宗室生寺派の寺院[1]。山号は、椣原(しではら若しくは、ひではら)山。本尊は藤原時代の作である薬師如来座像[2]。
概要
[編集]寺伝によれば、当寺は天平18年(746年)行基菩薩の創建とされる[2]。寺領700石を賜り、金堂、大講堂、阿弥陀堂、護摩堂、三重塔、食堂その他塔頭坊舎36ヶ坊の伽藍を建立されたと伝えられる[2]。
旧金堂の鰐口には「大永二年壬午正月十六日(1522年2月22日)」の銘があり、複数回の火災で焼失して再建した中の一つとみられる[2]。天正年間に松永久秀の焼打によって建造物はことごとく焼失し、寺領も没収された[2]。
金堂は寛文5年(1665年)の再建で、本尊の薬師如来座像、脇侍の日光・月光両菩薩や十二神将像を祀っている他、薬師三尊像を安置している。本尊とともに薬師三尊像も、町指定の文化財である。現在の護摩堂、宝庫、庫裏、内門などは1902年(明治35年)の再建[2]。護摩堂内には、大日如来座像、阿弥陀如来立像、十一面観音など古式の霊像が安置されている[3]。この他、岸壁には,康正2年(1456年)や天正16年(1588年)の銘が入った磨崖仏14体(町指定文化財)がある[2]。
金堂の、向かって右側丘陵上には鎮守社である原神社がある。
寺の対岸の丘陵の金勝寺墓地には、鎌倉期の石造十三重塔(町指定文化財)、十三仏石、地蔵石仏がある。
なお、大和北部八十八カ所霊場の第四十番札所である。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 平群町史編集委員会 編『平群町史』平群町役場、1976年4月。 NCID BN04492478。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 29 奈良県、角川書店、1990年3月。ISBN 4040012909。