野口貴公美
野口 貴公美(のぐち きくみ、1971年8月5日 - )は、日本の法学者。専門は行政法。学位は、博士(法学)(一橋大学・課程博士・1999年)。一橋大学理事・副学長、一橋大学大学院法学研究科教授、一橋大学附属図書館長。
人物・経歴
[編集]北海道で大蔵官僚・野口悠紀雄(のちに一橋大学名誉教授)の長女として生まれる[1]。1990年女子学院高等学校卒業[2][3]。1994年一橋大学法学部卒業[2]。
1999年一橋大学大学院法学研究科公法国際関係専攻博士後期課程修了、「アメリカ行政法における規則制定手続の生成と発展」で博士(法学)の学位を取得[2]。審査員は、高橋滋・山田洋・水野忠恒[4]。
法政大学社会学部助教授、中央大学法学部教授を経て[5]、2009年 内閣府独立行政法人評価委員会委員[6]。2010年 内閣府公文書管理委員会委員[7]。2012年 内閣府死因究明等推進会議委員[8]。2013年 法務省出入国管理政策懇談会委員[2]。2016年 一橋大学大学院法学研究科教授[3][2]。
2017年 国家公務員採用一般職試験試験専門委員[9]。2018年 国土交通省社会資本整備審議会委員、警察庁政策評価研究会委員[2]、東京都税制調査会委員[3]。2019年 総務省行政不服審査会委員[3][10]。2022年 一橋大学副学長(広報、ダイバーシティ担当)[11]、東京都情報公開・個人情報保護審議会委員[2]。
2023年 内閣官房情報保全諮問会議構成員、日本学術会議連携会員[2]。2024年 一橋大学理事・副学長(図書館統括、DEI、労務、学長特命(規則整備))、一橋大学附属図書館長、一橋大学社会科学古典資料センター長[2][12]、一橋大学学長補佐(図書館)[11]、内閣官房サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議委員[13]、横浜市大都市自治研究会委員[2]。
著書
[編集]- 『行政立法手続の研究-米国行政法からの示唆』日本評論社 2008年
- 『安全・安心の行政法学』(幸田雅治と共編著)ぎょうせい 2009年
- 『行政法Visual Materials』(高橋滋,他と共著)有斐閣 2014年
- 『ストゥディア行政法』(野呂充,他と共著)有斐閣 2017年
- 『行政法判例50!』(大橋真由美,北島周作と共著)有斐閣 2017年
脚注
[編集]- ^ 野口悠紀雄、野口貴公美「親子のカタチ:野口悠紀雄×野口貴公美」『週刊朝日』2008年10月17日号。
- ^ a b c d e f g h i j “一橋大学 研究者情報 法学研究科 野口 貴公美(ノグチ キクミ)”. 一橋大学 (2022年2月23日). 2022年2月23日閲覧。
- ^ a b c d “野口 貴公美 ノグチキクミ (Kikumi Noguchi)”. Reserchmap (2022年8月6日). 2022年8月6日閲覧。
- ^ 学位授与者(佐久間昭光・小川英治・森武麿・大野早苗・梁義模・上口裕・山内浩嗣・島本実・田中一弘・佐藤丙午・多田一路・中川孝博・三柴丈典・尾関幸美・メータウィーイームカージョン・関良徳・野口貴公美・山本啓一) 一橋論叢
- ^ 野口 貴公美 Noguchi KikumiORCIDORCID連携する *注記
- ^ 官報平成21年本紙第5013号 8頁
- ^ 官報平成22年本紙第5353号 9頁
- ^ 官報平成24年本紙第5910号 9頁
- ^ 平成29年号外第20号 4頁
- ^ 人事、総務省 日本経済新聞2019/4/1 5:00)
- ^ a b その他役職員等一橋大学
- ^ 役員等一橋大学
- ^ 「能動的サイバー防御」法整備、有識者会議の設置発表日本経済新聞2024年5月31日