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野口保市郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

野口 保市郎(のぐち やすいちろう、1883年3月21日[1] - 1952年8月5日[2])は、日本地理学者。

来歴

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茨城県出身[1]。1912年に東京帝国大学西洋史学科を卒業した[3]

郁文館中学校開成中学校成蹊中学校教諭[1]浦和高等学校講師などを経て、1921年より法政大学で教授を務めた[1][3]。また、中央大学教授も務めている[2]

1949年に「常陸風土記の歴史地理学的研究」で東北大学より文学博士号を取得した[4]

著書

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単著
  • 『商業地理学概論』早稲田泰文社、1924年
  • 『経済地理学概論』泰文社、1929年
  • 『人文地理学概論』森山書店、1933年
  • 『風土と生活』太陽出版社、1944年
  • 『経済地理学総論』古今書院、1948年
  • 『人文地理 1』(相島敏夫編)法政大学通信教育部、1950年12月
  • 『社会科教育法 人文地理の理論と学習の実際』(相島敏夫編)法政大学通信教育部、1950年12月
  • 『常陸風土記の歴史地理学的研究』古今書院、1951年
共著
  • 『大東亜共栄圏の民族』(前原光雄・小林元との共著)六盟館〈民族叢書〉、1942年

脚注

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  1. ^ a b c d 『大衆人事録 第14版 東京篇』帝国秘密探偵社、1942年、p.760。
  2. ^ a b 『高知年鑑 昭和28年版』高知新聞社、1952年、p.410。
  3. ^ a b 野口保市郎『風土と生活』太陽出版社、1944年、奥付
  4. ^ 常陸風土記の歴史地理学的研究 - 国立国会図書館サーチ

関連文献

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