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酒田郵便局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
酒田郵便局
酒田郵便局
基本情報
正式名称 酒田郵便局
前身 酒田郵便取扱所
局番号 85004
設置者 日本郵便株式会社
所在地 998-8799
山形県酒田市新井田町10-1
位置

北緯38度54分52.3秒 東経139度50分41.6秒 / 北緯38.914528度 東経139.844889度 / 38.914528; 139.844889 (酒田郵便局)座標: 北緯38度54分52.3秒 東経139度50分41.6秒 / 北緯38.914528度 東経139.844889度 / 38.914528; 139.844889 (酒田郵便局)

地図
貯金
店名 ゆうちょ銀行 代理店
保険
店名 かんぽ生命保険 山形支店酒田郵便局かんぽサービス部
(窓口は代理店)
特記事項
ATMホリデーサービス実施
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酒田郵便局(さかたゆうびんきょく)は山形県酒田市にある郵便局民営化前の分類では集配普通郵便局であった。局番号は85004。

概要

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新井田川沿いに位置している。庄内北部で最も大きい基幹店舗として営業時間やATMの稼働時間が長く、利便性が高いことから来客が非常に多い。特に自動車で来店する客がほとんどであるため、駐車場は混んでいることが多い。建物の外観は白いレンガ調で二階建て。客用出入り口として北側(横断歩道前)に一つ、南側に一つの出入り口がある。これとは別に職員通用口、荷物搬出入口がある。外に二つの郵便ポストが設置されている。

職員通用口

沿革

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  • 1872年8月4日明治5年7月1日) - 酒田郵便取扱所として開設[1]
  • 1873年(明治6年) - 酒田郵便役所となる。
  • 1875年(明治8年)1月1日 - 酒田郵便局(二等)となる。翌日より、為替取扱を開始。
  • 1879年(明治12年) - 貯金取扱を開始。
  • 1890年(明治23年)10月16日 - 電信為替事務開始[2]
  • 1893年(明治26年)3月1日 - 小包郵便取扱開始[3]
  • 1894年(明治27年)10月22日 - 庄内地震により局舎焼失[4]
  • 1896年(明治29年)7月1日 - 酒田郵便局と酒田電信局が合併し、酒田郵便電信局(二等)となる[5]
  • 1903年(明治36年)4月1日 - 通信官署官制の施行に伴い酒田郵便局となる。
  • 1908年(明治41年)
    • 9月24日 - 電話加入申込受理開始[6]
    • 12月16日 - 電話交換業務を開始、併せて託送電報も取扱う[7]
    • 12月21日 - 電話通話事務開始[8]
  • 1912年(明治45年/大正元年)
    • 6月26日 - 集配区内に酒田南千日堂前郵便局(三等、無集配)開局[9]
    • 12月16日 - 酒田南千日堂前郵便局にて電話通話事務開始[10]
  • 1914年(大正3年)11月16日 - 酒田南千日堂前郵便局が南千日堂前から北千日堂前に移転[11]
  • 1920年(大正9年)1月6日 - 酒田南千日堂前郵便局を酒田北千日堂前郵便局に改称[12]
  • 1921年(大正10年)11月1日 - 集配区内に鵜渡川原郵便局(三等、無集配)開局[13]
  • 1929年昭和4年)4月21日 - 鵜渡川原郵便局を酒田横道町郵便局に改称[14]
  • 1934年(昭和9年)2月11日 - 保険分室が酒田市本町五丁目から同市上中町に移転[15]
  • 1937年(昭和12年)
    • 3月7日 - 酒田市本町五丁目から同市寺町に移転、同時に酒田市利右衛門小路に柳小路分室を設置[16]
    • 7月6日 - 集配区内に酒田今町郵便局(三等、無集配)開局[17]
  • 1938年(昭和13年)8月28日 - 酒田市寺町から同市本町五丁目に移転、27日限りで柳小路分室廃止[18]
  • 1949年(昭和24年)2月21日 - 電信事務を酒田電信局に、電話事務を酒田電話局に移管[19]
  • 1980年(昭和55年)11月3日 - 酒田市本町三丁目から、同市新井田町に局舎を新築、移転[20]
  • 1986年(昭和61年)3月 - 日本海縦貫線を経由する鉄道郵便輸送(大阪青森線)が廃止[21]
  • 1991年平成3年)10月1日 - 外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務取扱を開始。
  • 2006年(平成18年)10月2日 - 本楯郵便局および八幡郵便局から集配業務を移管[22]
  • 2007年(平成19年)10月1日 - 民営化に伴い、併設された郵便事業酒田支店に一部業務を移管。
  • 2012年(平成24年)10月1日 - 日本郵便株式会社発足に伴い、郵便事業酒田支店を酒田郵便局に統合。
  • 2017年(平成29年)3月6日 - 袖浦郵便局から「998-01xx」区域の集配業務を移管。
  • 2019年令和元年)6月1日 - 酒田日吉町郵便局の廃止に伴い、取扱事務を承継。[23]
  • 2024年(令和6年)4月1日 - 飛島郵便局から集配業務を移管。

取扱内容

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酒田郵便局の看板
酒田郵便局の取扱内容を示す看板
横断歩道前入口に設置されている郵便差出箱11号型の郵便ポスト。福島造機工業製。
駐車場入口に設置されている郵便差出箱13号型の郵便ポスト。松下電器産業(現 パナソニック)製。ドライブスルーで投函する人もいる。

局前ポスト

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ポストは横断歩道前入口の所と駐車場入口の所にそれぞれ1台ずつ、合計2台設置されている。ポストの型式や製造者、取集時刻は以下のとおりである。

取集時刻
区別 平日 ・土曜 休日
1号便 06:30ころ 06:30ころ
2号便 08:00ころ 08:00ころ
3号便 11:20ころ 11:20ころ
4号便 13:00ころ 13:00ころ
5号便 13:40ころ 15:15ころ
6号便 15:30ころ 17:00ころ
7号便 17:00ころ 取集なし
8号便 19:00ころ 取集なし
  • この取集時刻は上記2台のポストに共通である。

周辺

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アクセス

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脚注

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  1. ^ 山口修監修 『全国郵便局沿革録 明治編』 日本郵趣出版 1980年12月28日発行
  2. ^ 明治23年逓信省告示第185号(明治23年9月16日付官報第2166号掲載)
  3. ^ 明治26年逓信省告示第54号(明治26年2月14日付官報第2885号掲載)
  4. ^ 明治27年10月25日付官報第3399号掲載
  5. ^ 明治29年逓信省告示第117号(明治29年6月4日付官報第3878号掲載)
  6. ^ 明治41年逓信省告示第866号(明治41年9月21日付官報第7573号掲載)
  7. ^ 明治41年逓信省告示第1310号(明治41年12月15日付官報第7642号掲載)
  8. ^ 明治41年逓信省告示第1332号(明治41年12月17日付官報第7644号掲載)
  9. ^ 明治45年逓信省告示第586号(明治45年6月21日付官報第8701号掲載)
  10. ^ 大正元年逓信省告示第583号(大正元年12月14日付官報第113号掲載)
  11. ^ 大正3年逓信省告示第791号(大正3年11月20日付官報第692号掲載)
  12. ^ 大正8年逓信省告示第1654号(大正8年12月24日付官報第2218号掲載)
  13. ^ 大正10年逓信省告示第1923号(大正10年10月26日付官報第2771号掲載)
  14. ^ 昭和4年逓信省告示第1125号(昭和4年4月15日付官報第685号掲載)
  15. ^ 昭和9年逓信省告示第317号(昭和9年2月12日付官報第2132号掲載)
  16. ^ 昭和12年逓信省告示第544・545号(昭和12年3月6日付官報第3050号掲載)
  17. ^ 昭和12年逓信省告示第1909号(昭和12年7月3日付官報第3149号掲載)
  18. ^ 昭和13年逓信省告示第2737・2738号(昭和13年8月26日付官報第3495号掲載)
  19. ^ 昭和24年逓信省告示第65・66号(昭和24年2月18日付官報第6628号掲載)
  20. ^ 昭和55年郵政省告示第753号(昭和55年10月23日付官報第16127号掲載)
  21. ^ 郵政省郵務局郵便事業史編纂室 『郵便創業120年の歴史』 ぎょうせい、1991年、p.24
  22. ^ 日本郵政公社ホームページ「郵便局の改廃情報」平成18年9月20日発表分
  23. ^ 廃止:酒田日吉町郵便局(山形県)”. 日本郵便株式会社. 2019年5月28日閲覧。

外部リンク

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