遠藤湘吉
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遠藤 湘吉(えんどう しょうきち、1916年7月10日 - 1975年10月19日)は、日本の経済学者。東京大学教授。専攻は財政学、学位は経済学博士(1962年)。実兄に東大野球部で投手として活躍した遠藤洋吉がいる。
人物
[編集]北海道に生まれる。京都府立京都第一中学校(現京都府立洛北高等学校・附属中学校)、第一高等学校を経て1940年東京帝国大学経済学部卒業。同年東京帝国大学経済学部助手、1949年東京大学社会科学研究所助教授、1958年同教授。1963年東京大学経済学部教授に移り、1970年から1972年まで同経済学部長。
主な著書
[編集]単著
[編集]- 『インフレーションと日本の財政』(白日書院, 1949年)
- 『統一的労働運動の展望』(労働法律旬報社, 1952年)
- 『財政学』(青林書院, 1958年)
- 『市民の財政学』(東京大学出版会, 1959年)
- 『財政投融資』(岩波書店, 1966年)
- 『戦後日本の経済と社会』(筑摩書房, 1966年)
- 『景気政策の理論:公債・減税・金融』(財経詳報社, 1966年)
- 『明治財政と煙草専売』(御茶の水書房 , 1970年)
- 『税金』(岩波書店, 1970年)
共著
[編集]編著
[編集]共編著
[編集]- (藤田若雄)『賃金の基礎知識』(労働法学研究所, 1961年)
- (藤田若雄)『労働組合の組織と運営:組合論入門』(労働法学研究所, 1961年)
- (武田隆夫)『帝国主義論(上)(下)』(東京大学出版会, 1961年)
- (武田隆夫・大内力)『資本論と帝国主義論(上)資本論の形成と展開』(東京大学出版会, 1970年)
- (武田隆夫・大内力)『資本論と帝国主義論(下)帝国主議論の形成と展開』(東京大学出版会, 1970年)
- (東京都南多摩新都市開発本部)『多摩ニュータウン開発の地元財政におよぼす影響の計量分析』(東京都南多摩新都市開発本部, 1971年)