超高速データベース
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超高速データベース(ちょうこうそくデータベース)とは、普通の関係データベース管理システム (RDBMS) で処理が間に合わない案件に対して、導入が検討されるデータベース管理システム(DBMS、一部そう表現できない物もあり)を指す。広義には以下の物が存在する。
- オンメモリ又はインメモリデータベース群
- 高速にSQLを実行する、高パフォーマンスなオブジェクトデータベース (InterSystems Caché等)
- JavaScript等で作成された簡易データベース
メモリDBMS系を指す事も多いようである。
特徴(メモリデータベース系)
[編集]- 従来のディスク上にデータを置かず主メモリに置くことでI/Oコストを減らす事で高速化。
- 64ビット環境に対応する事により使用できるメモリ容量が増大 (2G=>1TB)
- T-treeインデックスを採用[1]。
- メーカ独自の技術による高速化(DayDa.LabooのLFM等)
- 分岐するノード数が少ない
- ポインタとしてメモリー・アドレスを使う
対象製品とシェア(メモリデータベース系)
[編集]オープンソース
[編集]- MySQL(on Memoryモード)
- HSQLDB(on Memoryモード)
- H2 Database(on Memoryモード)[2]
市販製品
[編集]- 高速機関(高速屋)
- DayDa.Laboo(ターボデータラボラトリー)
- Oracle TimesTen In-Memory Database(オラクル)
- CoreSaver(数理技研)
販売形態
[編集]- 大手SI企業経由がほとんど(一部直販している所もあり)
- ライセンス形態として、CPUなどでなくデータ量によるライセンス販売があるのもこのジャンルの特徴である。