賀羅加波神社
表示
賀羅加波神社 | |
---|---|
拝殿・イチョウ(三原市指定天然記念物) | |
所在地 | 広島県三原市中之町5丁目10-20 |
位置 | 北緯34度25分2.1秒 東経133度6分8.7秒 / 北緯34.417250度 東経133.102417度座標: 北緯34度25分2.1秒 東経133度6分8.7秒 / 北緯34.417250度 東経133.102417度 |
主祭神 |
天照大御神 素戔嗚尊 豊受比賣命 天太玉命 天宇受賣命 瀬織津比賣命 |
神体 | 木像 |
社格等 |
式内社(小) 旧郷社 |
創建 | 不詳 |
例祭 | 体育の日 |
主な神事 | 飛射神事(2月3日) |
地図 |
賀羅加波神社(からかわじんじゃ)は、広島県三原市中之町にある神社。式内社で、旧社格は郷社。
祭神
[編集]現在の祭神は次の6柱[1]。
延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳での祭神の記載は1座[2]。社名の「からかわ(賀羅加波)」は、和久良川が神社付近で伏流して「干川」と称させることに由来するといわれる[2][1]。また「から」の音から朝鮮半島の渡来系集団の神社とする説もある[2]。
歴史
[編集]創建は不詳[1]。
延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では、備後国御調郡に「賀羅加波神社」と記載され、式内社に列している(御調郡では唯一の式内社)[2]。
『国郡志下調書出帳』によれば、小早川隆景の頃までは社領5・6町が近在したが、福島正則のときに没収されたという[3]。また福島正則は鬼源兵衛に境内の楠の大木の伐採を命じ、伐採した鬼源兵衛の家族7人はその年のうちに死んだともいう[3]。
明治維新後、明治6年(1873年)に近代社格制度において郷社に列している[1]。
境内
[編集]-
本殿
-
拝殿
-
イチョウ(三原市指定天然記念物)
摂末社
[編集]祭事
[編集]賀羅加波神社で年間に行われる祭事は次の通り[1]。
- 御日供祭(毎日)
- 月例祭(毎月1日・15日)
- 元旦祭(1月1日) - 新年諸祈願。
- 左義長祭・古神札御焚上祭(1月14日頃)
- 節分祭(2月3日) - 厄祓、茅の輪神事、飛射神事。
- 祈年祭(2月17日)
- 春例祭(4月第1日曜)
- 夏越の大祓(6月30日) - 茅の輪神事。
- 例大祭(10月体育の日)
- 新嘗祭(11月23日)
- 大祓・除夜祭・鎮花祭(12月31日)
文化財
[編集]三原市指定文化財
[編集]- 天然記念物
- 賀羅加波神社のイチョウ - 胸高幹周4.16メートル、樹高33.6メートル。2013年(平成25年)2月20日指定[4]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 神社由緒書
- 境内説明板
- 明治神社誌料編纂所編 編「賀羅加波神社」『府県郷社明治神社誌料』明治神社誌料編纂所、1912年。
- 『明治神社誌料 府県郷社 下』(国立国会図書館デジタルコレクション)94コマ参照。
- 桑原國雄 著「加羅加波神社」、式内社研究会編 編『式内社調査報告 第22巻』皇學館大学出版部、1980年。
- 「賀羅加波神社」『日本歴史地名大系 35 広島県の地名』平凡社、1982年。ISBN 4582490352。
外部リンク
[編集]- 加羅加波神社 - 公式サイト
- 賀羅加波神社 (@jkarakawakaraka) - X(旧Twitter)
- 賀羅加波神社 (100071928734958) - Facebook