護送車
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護送車(ごそうしゃ)は、日本の警察が被疑者を警察署や地方検察庁・区検察庁・裁判所・拘置所へ移送するための車両である。
概要
[編集]車両塗色は市販車のまま且つ、屋根に警光灯が付くものが殆どである。
警光灯は警察署を出る際、地方検察庁に出入りする際等に点灯させ、護送中は点灯させない。
窓は外から覗かれるのを防ぐためスモークフィルムが張られたり、また、少年や女性が同乗する場合に顔等が判らない様に運転席側1〜2列目にカーテンが装備されている。被疑者の逃走を防止するため窓の内側に鉄格子が装備されたり、各座席には手錠が常備されており、護送中はその手錠を掛けられ、シートベルトを装着させられる。運転席と後部座席が金網などで物理的に遮断されていたり、扉の外側両方にかんぬきが装備されている。
大事件の被告人を護送する場合は、大型車一台に一人(と護送担当)を乗せる事もある[1][2]。
歴史
[編集]バリエーション
[編集]- 小型護送車
- 中型護送車
- 大型護送車
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小型護送車
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中型護送車
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大型護送車
関連項目
[編集]- Justice Prisoner and Alien Transportation System(略称:JPATS、通称:Con Air、コンエアー) - アメリカ、連邦保安官局の航空囚人輸送・不法滞在者輸送部門。2023年8月現在、ボーイング737を4機保有する。
- パトロールカー
- 人員輸送車・遊撃車 - 主に機動隊が管理する警備や警察官の輸送に使用される車両。外側に金網がある為、漫画やドラマ等で護送車と混同されるケースがある。
- ブラック・マリア - 古いアメリカ俗語で護送車(特に護送馬車)の意。
- 唐丸籠 ‐ 江戸時代に使われていた罪人護送用の籠。唐丸という鶏を飼う唐丸籠に似ていたことから名付けられた。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ オウム中川死刑囚、証言冒頭に謝罪 平田被告公判 日本経済新聞2014年1月21日付
- ^ オウム死刑囚7人移送完了 東京から5拘置所・支所へ 共同通信社2018年3月15日付(YouTube)
- ^ 下川耿史 家庭総合研究会 編『明治・大正家庭史年表:1868-1925』河出書房新社、2000年、409頁。ISBN 4-309-22361-3。