諜報局破壊班員
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諜報局破壊班員 諜報局破壊班員 伊達邦彦地球を駆ける | ||
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1965年版 | ||
著者 | 大藪春彦 | |
イラスト |
宮永岳彦(装幀) 大塚清六(挿絵) | |
発行日 | 1965年1月15日 | |
発行元 | 徳間書店 | |
ジャンル |
ハードボイルド スパイ小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語(2段組) | |
形態 |
新書判ソフトカバー スピンあり | |
ページ数 | 255 | |
前作 | 孤剣 | |
次作 | ベトナム秘密指令 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『諜報局破壊班員』(ちょうほうきょくはかいはんいん)は、大藪春彦が1965年に発表したハードボイルド・スパイ小説。
1964年に「伊達邦彦地球を駆ける - モナコ王国危機一発」の題で「アサヒ芸能」に連載され、翌年に徳間書店から単行本が刊行された。以後、1989年までの刊本には「伊達邦彦地球を駆ける」という副題が付された。現在は電子書籍化されている。
あらすじ
[編集]電器会社乗っ取りに失敗し、日本を脱出した伊達邦彦は、イギリスの別荘でひっそりと生活していた。だが、日本での悪事を知った英国秘密諜報部(MI6)が接触。特殊訓練を受け、諜報局破壊班員「YZ-9」の分類番号を与えられた。
モナコで行われていたカー・レース大会で、突如出場車の一台が火を噴いた。そのままメイン・スタンドに転落、後続の車も巻き込まれる大事故となった。しかし、その騒ぎの途中で王国王子と王女が誘拐されてしまう。後日、5億フランを要求する手紙が舞い込む。誘拐犯が大富豪、アントン・アナシスであるとの確信を得た英国諜報部は「YZ-9」伊達邦彦をモナコへ派遣。邦彦を待ち受けるは敵との緊迫の駆け引きだった。
登場人物
[編集]- 伊達邦彦
- 英国諜報部所属「YZ-9」の分類番号を与えられた破壊工作員。
- ピエール
- 宝石店「正直堂」店長を仮の姿とする伊達の協力者。
- アントン・アナシス
- 大富豪。船の売買によって成功する。王子と王女の誘拐の主犯と見られている。