コンテンツにスキップ

西村誠司 (実業家)

リンクを追加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
にしむら せいじ

西村 誠司
生誕 1970年??月??日
日本の旗 日本・愛知県名古屋市
国籍 日本の旗 日本
出身校 名古屋市立大学経済学部
職業 実業家
マーケティングアドバイザー[1]
活動期間 1993年 - 現在
団体 エクスコムグローバル株式会社（代表取締役社長）
STVV（マーケティングアドバイザー）
公式サイト 西村誠司 (@nishitan70) - Instagram
西村誠司 (seiji70) - Facebook
テンプレートを表示

西村 誠司（にしむら せいじ、1970年 - ）は、日本の実業家、マーケティングアドバイザー。エクスコムグローバル株式会社代表取締役社長、STVVマーケティングアドバイザー。愛知県名古屋市出身。

経歴

[編集]

愛知県名古屋市生まれ。幼稚園児の頃に父が病気になり、それまで営んでいた焼き鳥屋を手放して、家は生活保護を受けるようになった[2]。中学生になってすぐに新聞配達を始めた[2]。

両親ともに中卒で、「勉強しなさい」と言われたことはなかったが、だからこそ自分で進んで勉強するようになった[2]。中学では成績がオール5だった[2]。高校は県内トップクラスの学校に進学した[2]。名古屋市立大学経済学部を卒業[3][4]。

1993年（平成5年）アンダーセンコンサルティング（現アクセンチュア）入社[5]。東海旅客鉄道株式会社の会計システムの設計・開発を担当後、郵政省（現 総務省）電子ネットワーク端末導入に関するコンサルティング業務を経て、同社を1995年に退職[4]。

1995年（平成7年）25才で起業[6]。インターコミュニケーションズ（現在のエクスコムグローバル）を設立、代表取締役社長に就任[3]。事業内容は、ボイスメールシステムの運用を行う[4]。

1997年（平成9年）海外用レンタル携帯電話事業をスタート[3]。

2010年（平成22年）2月、アメリカに現地法人を設立。8月に家族でカリフォルニア州・サンディエゴに移住（2022年まで）[7][8]。

2012年（平成24年）海外用WiFiレンタルサービス「イモトのWiFi」ブランド提供を開始[3]。

2019年（令和元年）にメディカルサービスをスタート、「にしたんクリニック」開院を支援[3]。モバイル通信事業を中心に成長していたなか「畑違いの分野かつ挑戦しがいのある規制産業に参入したい」という考えから美容クリニック業界に進出[9]。

2020年（令和2年）にコロナ禍での市場ニーズを察知し、わずか数カ月でPCR検査サービスを実現[3]。当時、周囲からPCR検査を実施している病院について尋ねられる機会が増え、自身で着手すべきと7月に事業化を発案し、8月に来院不要のPCR検査サービスを開始、9月には初のCMをオンエアするなど、手探りながらもスピーディーにローンチまで至った[9]。

2021年（令和3年）西村が生み出した「にしたんクリニック」のTVCMが、2021年6月度CM好感度ランキングで、2,490銘柄中6位に入る[10]。

2022年（令和4年）2月、ベルギーサッカークラブ「シント＝トロイデンVV」のマーケティングアドバイザーに就任[10]。

同年7月、KADOKAWAから初の著書『最強知名度のつくり方 売上98%減からのV字逆転を実現した必勝術』を出版[3]。

2023年（令和5年）現在、家族が住むアメリカと日本を往復する生活を送る。ここ3年は、1年の3分の2が日本、残り3分の1をアメリカで過ごす[7]。

人物

[編集]
  • 中学生の頃に西村は毎朝自転車を漕いで新聞を配り続けた[2]。たとえ貧しくても、両親は「そのお金は自分で使いなさい」と、西村の稼ぎを受け取ることはなかった[2]。当時について西村は「せいぜい月2万円程度の稼ぎです。私はそれをコツコツ貯金した。大学生になってからも家庭教師などのバイトで稼いで、21歳の頃には200万円以上の貯金ができていた」と述べている[2]。
  • 西村はよく「お金持ちになる秘訣を教えてください」と聞かれるが、「そんな秘訣はどこにもない。コツコツやっていく。ただそれだけです。1円の銭勘定ができない人に、1億円の勘定なんてできない。なにかで一気に100万円稼ぐ一攫千金を狙うより、毎月少しずつ積み立てていく。そこからがスタートだと思う。13歳から働いていた私は、今でもそう考えている」と述べている[2]。
  • 21歳のときユダヤ系アメリカ人の友人に『ケインとアベル』（ジェフリー・アーチャー・著）を薦められ起業を決意した。物語は10才の男の子が｢手紙1枚｣でアメリカを代表する経済人になり、大儲けした成功物語[6]。
  • 経営理念は「インパクトこそ最大の武器だ！知名度を上げるのに資金もコネも必要はない。大切なのは、どうインパクトを与えることができるのかということ」[3]

出演

[編集]

テレビ

[編集]

ラジオ

[編集]

インターネット配信

[編集]

CM

[編集]
  • 『にしたんクリニック』　- 「サスペンスドラマ」編／警官役[14]　

著書

[編集]
  • 『最強知名度のつくり方 売上98%減からのV字逆転を実現した必勝術』（KADOKAWA、2022年7月14日)　ISBN 978-4046057723

脚注

[編集]
  1. ^ a b 【メディア出演情報】 GKシュミット ダニエル選手 & マーケティングアドバイザー 西村誠司 / 「FOOTxBRAIN」
  2. ^ a b c d e f g h i “【にしたんクリニック・西村誠司】生活保護を受けていた少年は、いかに30億の豪邸を持つまでに成り上がったのか？”. GOETHENEWS (2024年11月9日). 2024年11月10日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h マーケティングの天才によるビジネス思考論書登場！ 「イモトのWiFi」「にしたんクリニック」の西村誠司社長初著書予約開始
  4. ^ a b c 役員紹介｜エクスコムグローバル株式会社
  5. ^ 「イモトのWiFi」「にしたんクリニック」の西村誠司が立ち向かう、不妊治療の闇
  6. ^ a b 【東洋経済】10歳の子供が｢手紙1枚｣で大儲けした秀逸な方法
  7. ^ a b ≪NewsPicks≫【イモトのWiFi 社長】「1勝19敗」やってみなければ分からない
  8. ^ サンディエゴタウンがゆく！「たん、たん、にしたんクリニック　西村社長にインタビュー」
  9. ^ a b 【CM総合研究所】「にしたん」の認知を最重要課題に“ベタ”なCMで幅広い世代にアピール
  10. ^ a b 【シント＝トロイデンVV】にしたんクリニック様とのプラチナスポンサー契約締結についてのお知らせ
  11. ^ a b ザ・テレビジョン「西村誠司のその他出演作」
  12. ^ 【YAHOO！ニュース】人気企画「インタビュアー林修」に2人の経営者が登場　人生に役立つ金言の数々を紹介
  13. ^ エクスコムグローバル株式会社 西村誠司社長の「最強知名度のつくり方」
  14. ^ 【YAHOO！ニュース】“サスペンスドラマの帝王”船越英一郎 「CMで光を当てて頂いた。2時間ドラマもっと見たい、と声が上がったら最高」

外部リンク

[編集]
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=西村誠司_(実業家)&oldid=102518853」から取得