装具
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装具(そうぐ、Orthotics)とは、事故や病気や戦争などで四肢・体幹に機能障害を負った場合において、四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具。
概要
[編集]上肢・体幹・下肢のいずれも存在するが、一般的に上肢に装着するものを「シーネ」と称する場合がある、(狭義の使い方として)下肢に装着するもののみを単に「装具」と呼称することがある(いずれも装具であること自体は変わらない)。
また、こうしたものを採型または採寸して製作し、装着できるようにする専門家を義肢装具士と呼ぶ。
主な機能として、患部の固定・免荷、変形の矯正、変形の予防があげられる。いずれも医師の処方に基づいて製作される。
種類
[編集]- 上肢装具
- 体幹装具
- 下肢装具
- 靴型装具
- 足底装具
例
[編集]- ナックルベンダー:鷲手のときに用いる。上肢装具の一種。
- 対立副子:猿手のときに用いる。上肢装具の一種。
- コックアップスプリント:下垂手のときに用いる。上肢装具の一種。
- 短下肢装具:下垂足のときに用いる(足首を任意の角度に固定できる)。下肢装具の一種。