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装具

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

装具(そうぐ、Orthotics)とは、事故病気戦争などで四肢・体幹に機能障害を負った場合において、四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具。

概要

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上肢・体幹・下肢のいずれも存在するが、一般的に上肢に装着するものを「シーネ」と称する場合がある、(狭義の使い方として)下肢に装着するもののみを単に「装具」と呼称することがある(いずれも装具であること自体は変わらない)。

また、こうしたものを採型または採寸して製作し、装着できるようにする専門家を義肢装具士と呼ぶ。

主な機能として、患部の固定・免荷、変形の矯正、変形の予防があげられる。いずれも医師の処方に基づいて製作される。

種類

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  • 上肢装具
  • 体幹装具
  • 下肢装具
  • 靴型装具
  • 足底装具

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  • ナックルベンダー:鷲手のときに用いる。上肢装具の一種。
  • 対立副子:猿手のときに用いる。上肢装具の一種。
  • コックアップスプリント:下垂手のときに用いる。上肢装具の一種。
  • 短下肢装具:下垂足のときに用いる(足首を任意の角度に固定できる)。下肢装具の一種。

関連項目

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