衣笠病院
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衣笠病院 | |
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情報 | |
正式名称 | 社会福祉法人 日本医療伝道会 総合病院 衣笠病院 |
英語名称 | Kinugasa Hospital |
許可病床数 |
251床 一般病床:251床 |
開設者 | 社会福祉法人日本医療伝道会 |
管理者 | 岡村 隆一郎(病院長) |
開設年月日 | 1947年(昭和22年)8月1日 |
所在地 |
〒238-8588 |
位置 | 北緯35度15分19秒 東経139度39分43秒 / 北緯35.25528度 東経139.66194度 |
二次医療圏 | 横須賀・三浦 |
特記事項 | 救急指定病院 |
PJ 医療機関 |
衣笠病院(きぬがさびょういん)は、神奈川県横須賀市小矢部にある医療機関[1]。急性期、地域包括ケア、回復期リハビリテーション、ホスピス(緩和ケア)などの病棟[2]を持つケアミックスの病院である。運営は社会福祉法人日本医療伝道会[3]。
沿革
[編集]- 1947年(昭和22年)8月1日 - 終戦後の混乱と窮乏の中、横須賀に着任した米海軍横須賀基地司令官のベントン・W・デッカー大佐[4]の熱心な激励により、キリスト教の精神に基づく医療奉仕をすることを使命として「日本基督教団衣笠病院」(80床)として開設。
- 1949年(昭和24年)4月 - ミニスターベッド(牧師専用ベッド)創設。
- 1952年(昭和27年)5月 - 「社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院」、低所得者への福祉病院へ組織変更。
- 1960年(昭和35年)1月6日 - 火災により本館病棟や看護婦宿舎など木造2階建て2棟が焼失。新生児、妊産婦、看護婦ら16人が死亡、重軽傷24人[5]。
- 1960年(昭和35年)2月 - 診療再開。
- 1961年(昭和36年)9月 - 別館病棟竣工。
- 1963年(昭和38年)1月 - 復興後援会発足。
- 1963年(昭和38年)6月 - 第1期及び第2期復興工事竣工、130床。
- 1986年(昭和61年)11月 - 衣笠病院福祉医療後援会(名称変更)。
- 1998年(平成10年)6月 - ホスピス病棟20床稼働開始。
- 2002年(平成14年)6月 - 日本医療機能評価機構による認定。
- 2003年(平成15年)10月 - 電子カルテシステム稼働。
- 2014年(平成26年)8月 - 地域包括ケア病棟38床稼働開始。
- 2015年(平成27年)10月 - 回復期リハビリテーション病棟33床稼働開始。
- 2017年(平成29年)5月 - ISO 9001:2015の認証を取得(衣笠ホスピスの緩和ケア機能)。
診療科目
[編集]運営の特徴
[編集]- 衣笠病院の朝は、日曜祝日を除く毎朝8時30分から院内のチャペルで行われる朝礼からスタートする。この朝礼には、医師、看護師をはじめ様々な職種が参加し、一般の人も自由に参加できる。毎月第1金曜17時からは、院内のチャペルで夕べの礼拝が開催されている。キリスト教が運営する病院という点から、院内にチャプレン室があり、チャプレンと呼ばれる牧師が患者・家族の相談にあたっている。無料低額診療事業[6]実施医療機関。
交通アクセス
[編集]関連施設
[編集]脚注
[編集]- ^ 『神奈川県医療機関名簿』神奈川県公式ホームページ
- ^ 『病床機能報告制度』神奈川県公式ホームページ
- ^ 『衣笠No435』社会福祉法人日本医療伝道会
- ^ 詳細は『黒船の再来ー米海軍横須賀基地第4代司令官デッカー夫妻回想記』を参照。
- ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、141頁。ISBN 9784816922749。
- ^ 『無料・低額診療事業』 神奈川県医療福祉施設共同組合公式ホームページ
参考文献
[編集]- 『黒船の再来ー米海軍横須賀基地第4代司令官デッカー夫妻回想記』横須賀学の会翻訳、2011年5月。
- 神奈川新聞、2010年4月、2011年5月、2012年11月。
- 『衣笠』、社会福祉法人日本医療伝道会発行。