藤野陽三
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藤野 陽三(ふじの ようぞう、1949年9月27日[1] - )は、日本の工学者。専門は、橋梁(特に長大橋)の風や地震による振動に対する制御、モニタリング。横浜国立大学先端科学高等研究院上席特別教授、東京大学名誉教授。Ph.D.、土木学会認定特別上級土木技術者(設計)[2]。
略歴
[編集]東京都豊島区生まれ。武蔵中学校・高等学校を経て[要出典]、1972年に東京大学工学部を卒業。カナダのウォータールー大学留学後、東京大学地震研究所(助手)・筑波大学構造工学系(助手・講師)、東京大学工学部助教授を経て、1990年7月に東京大学工学部教授に就任[3]。2013年6月に同名誉教授[3]。
2014年4月から横浜国立大学に勤務し、同10月、同大先端科学高等研究院に所属。上席特別教授を務める。
編著書
[編集]和文
[編集]- 『アーバンストックの持続再生』技報堂、2007年(編著)
- 『海外インフラの整備プロジェクトの形成』鹿島出版会、2010年(共著)
- 『橋の構造と建設がわかる本』ナツメ社、2012年(監修)
- 『地盤工学とリスク共生』鹿島出版会、2016年(藤野、曽我編著)
英文
[編集]- "Recent developments of cable-supported bridges"Elsevier, 1991年(編集)
- "Management of Urban Stock" Springer、2008年(編著)
- "Encyclopedia of Structural Health Monitoring"(Vol.1-5) Wiley、2009年(編著)
- "Wind resistant design of bridges –Developments and practice in Japan" Springer、2012年(共著)
賞歴
[編集]日本
[編集]- 土木学会
- 論文奨励賞、田中賞(9回)、論文賞(2回)
- 国際貢献賞:2013年
- 紫綬褒章:2007年[4]
- 日本風工学会功績賞:2015年
- 服部報公会 報公賞:2015年
- 伊藤學賞:2018年[5]
- 日本学士院賞:2019年
海外
[編集]- アメリカ土木学会Raymond C. Reese Research Prize(2007),
- アメリカ土木学会 R. H. Scanlan Medal (2011)
- 世界橋梁管理学会(IABMAS) T. Y. Lin Medal (2012)
- 東アジア構造工学会議(EASEC) Nishino Medal (2013)
- 国際構造工学会最優秀論文賞(IABSE Award)(2014)
- アメリカ土木学会 George Winter Medal (2015)
- 国際構造工学会名誉会員(2016) ほか
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.428
- ^ 土木学会認定土木技術者資格 認定者一覧(2012年4月現在)土木学会
- ^ a b c 城西大学新学長に横浜国立大学上席特別教授の藤野陽三氏が就任へ - 大学プレスセンター
- ^ “藤野陽三教授、紫綬褒章を受章”. 東京大学 (2007年4月28日). 2023年7月3日閲覧。
- ^ 平成30年度 伊藤學賞・技術功労賞の受賞者決定一般社団法人日本橋梁建設協会