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藤沢炒麺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藤沢炒麺(ふじさわちゃーめん[1][2]FUJISAWA CHAMEN[3])とは、神奈川県藤沢市で販売されているご当地焼きそばである。

概要

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江の島」、「湘南」などイメージが強い藤沢市であるが、藤沢市は神奈川県内で数少ない小麦の産地でもある[1]

藤沢炒麺は、そういった地場産の小麦や野菜を使った料理である[1]。味つけはソースではなく、ラーメンで使用するような鶏ガラ豚骨などから取ったスープを味付けのベースとしている[3]

2016年時点では、藤沢市内4店舗で提供されているほか、年間30回程度のイベントに出店し、販売が行われている[3]

歴史

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田中美乃里は藤沢市内の大学で、地域活性化について学び、2006年に「食」などを通じて地域の魅力を発信することを目的としたNPO法人「地域魅力」を立ち上げた[1]

2009年に地元農家の有志で作った小麦を使った「地粉めん」、地元で採れた野菜、藤沢産のやまゆりポークを組み合わせ、藤沢炒麺を開発し、売り出した[2]

定義

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以下の定義を満たせば藤沢炒麺と呼ぶことができる[3]

  • 藤沢産小麦で作った地粉麺を使用していること。
  • 藤沢産の食材(肉・野菜・その他)を2品以上、具に使用していること。

2016年時点では藤沢市内の製麺所で藤沢炒麺の専用麺が作られている[3]

出典

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  1. ^ a b c d 藤沢炒麺 神奈川県藤沢市 小麦の香り 歯切れ良く」『毎日新聞』2023年8月19日。2024年9月12日閲覧。
  2. ^ a b 佐藤太郎「藤沢炒麺 地元食材 食べて広がる笑顔」『朝日新聞』2012年4月20日。2024年9月12日閲覧。
  3. ^ a b c d e 大野ルミコ (2016年12月7日). “藤沢に旨い“麺”アリ! 藤沢の「ご当地麺グルメ」とは?”. はまれぽ.com. 2024年9月12日閲覧。

外部リンク

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