蔦井孝洋
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蔦井 孝洋(つたい たかひろ、1964年 - )は、日本の撮影監督(カメラマン)。日本映画撮影監督協会(JSC)会員。所属フリー。
来歴
[編集]鳥取県出身。多摩芸術学園映画科卒業。卒業後、川上皓市、小林達比古のもとで撮影助手を経験。1999年に「大阪物語」で撮影デビュー。以降「メゾン・ド・ヒミコ」、「黄色い涙」などの犬童一心監督作品の撮影を中心に活動し、「眉山-びざん-」の劇中での大規模な阿波踊りシーンでの撮影技術が評価され、2008年の日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞した。
また、映画のみならずテレビドラマやコマーシャル、PVの撮影など幅広く活動している。
主な撮影作品
[編集]映画
[編集]- 大阪物語(1999年)
- ざわざわ下北沢(2000年)
- ボクの、おじさん(2001年)
- フィラメント(2001年)
- ほとけ(2001年)
- 目下の恋人(2002年)
- 伝説のワニ ジェイク(2004年)
- ジョゼと虎と魚たち(2003年)
- インディアン・サマー(2004年)
- 風音(2004年)
- タッチ(2005年)
- いぬのえいが「ポチは待っていた」(2005年)
- メゾン・ド・ヒミコ(2005年)
- 松ヶ根乱射事件(2006年)
- いちばんきれいな水(2006年)
- HERO(2007年)
- 眉山-びざん-(2007年)
- 黄色い涙(2007年)
- グーグーだって猫である(2008年)
- ゼロの焦点(2009年)
- ノーボーイズ,ノークライ(2009年)
- 夜明けの街で(2011年)
- ガッチャマン(2013年)
- MIRACLE デビクロくんの恋と魔法(2014年)
- HERO 2(2015年)
- 誰がために憲法はある(2019年)
- 駅までの道をおしえて(2019年)
- 太陽の家(2020年)
テレビ
[編集]- 火曜サスペンス劇場 からくり人形の女(1989年11月28日)撮影助手
- 恋、した。第18話 榎戸耕二監督「夜明けのエンジェルズ・キッス」(1997年、テレビ東京)
- 伝説のワニ ジェイク(2002年、テレビ東京)
- ホーリーランド 佐藤太監督 第10・11・12話(2005年、テレビ東京)
- 蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ/第3章「アカバネ三姉妹」山下敦弘監督(2008年、WOWOW)
- 世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜若松節朗監督『燔祭』(2010年、フジテレビ)
- 境遇 / 「朝日放送創立60周年記念作品」 (2011年)
- 尾根のかなたに(2012年、WOWOW)
- チキンレース(2013年、WOWOW)
- テミスの求刑(2015年、WOWOW)
- しんがり 山一證券 最後の聖戦(2015年9月20日 - 10月25日、WOWOW)
- 北斗 -ある殺人者の回心-(2017年3月 - 4月、WOWOW)
- 石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜(2017年、WOWOW)
- トッカイ〜不良債権特別回収部〜(2021年、WOWOW)
- ソロモンの偽証(2021年、WOWOW)
- 優しい音楽〜ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ(2022年、テレビ東京)
PV
[編集]- 椎名林檎:性的ヒーリング〜其ノ弐〜「Σ」、「罪と罰」(2000年)
その他
[編集]- のら兎ノ月(1986年)※多摩芸術学園卒業制作
主な受賞歴
[編集]- 第3回(2001年度)ドービルアジア映画祭・最優秀イマージュ賞
- 第34回(2004年度)日本映画テレビ技術協会・柴田賞
- 第48回(2004年度)日本映画撮影監督協会・三浦賞
- 第31回(2008年度)日本アカデミー賞・最優秀撮影賞
- 第33回(2010年度)日本アカデミー賞・優秀撮影賞
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 蔦井孝洋 - allcinema
- 蔦井孝洋 - KINENOTE
- 蔦井孝洋 - 日本映画データベース
- Takahiro Tsutai - IMDb