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華 (松本孝弘のアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『華』
松本孝弘スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
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レーベル
プロデュース 松本孝弘
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松本孝弘 アルバム 年表
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』(はな)は、日本音楽ユニットB'zギタリスト松本孝弘がRooms RECORDSからリリースした5作目のオリジナルアルバムである。2002年2月27日に『西辺来龍 DRAGON FROM THE WEST』と同時発売された。

解説

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TAK MATSUMOTO」名義でのミニ・アルバム『西辺来龍 DRAGON FROM THE WEST』ではロック・テイスト溢れるナンバーが揃っていたが、本作は「松本孝弘」名義となっており、メロウな楽曲を中心に構成されたインストゥルメンタル・アルバムとなっている。

アルバムタイトルは「華のある人になりたい」という想いに由来している[1]

松本は、海外でレコーディングする機会が多くなったことにより、自分が「東洋人」であることを改めて意識し始めたという。また、2001年にはB'zとして初の海外公演となった台湾・香港公演を行ったことも大きかったと述べている。そして、「今まで僕たちとか僕の音楽を聴いていない人にも聴いてもらいたい」という思いもあるという。[要出典]

2001年、アルバムジャケット撮影の為、松本の母校である豊中市立上野小学校に本人が訪れている[2]

2003年2月25日には、スティーヴ・ヴァイ率いるレーベル "Favored Nations" から米国盤も発売された[3]。米国盤はボーナス・トラックに「Trinity」が収録されているのに加えて、「恋歌」のミュージック・ビデオも収められたCD EXTRA仕様となっている。

本作が "Rooms RECORDS" でリリースされた最後のアルバムとなった(本作の発売3ヵ月後にレーベル名が "VERMILLION RECORDS" になったため)。

収録曲

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※カッコ内は米国盤のタイトル表記

  1. 恋歌 (Koi-Uta)(4:08)
  2. #1090 [千夢一夜] (#1090 - Asian Sun)(3:53)
  3. 華 (Hana)(5:41)
    • 「恋歌」と同様チェン・ミンと共演した本作のタイトルナンバー。『B'z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"』で披露された。
  4. 街 (Machi)(4:26)
    • 七緒香に提供した同名タイトル曲が原曲になっている。2005年に青山学院大学で行われたスペシャルライブで披露された。
  5. 御堂筋BLUE (Midousuji Blue)(3:41)
    • 2004年に行われたTMGのライブでも披露されており、同年に発売されたアルバム『House Of Strings』には「BLUE」というタイトルで収録されている。以後、タイトル表記は「BLUE」と記されている。タイトルの由来は、大阪のメインストリートである「御堂筋」から。松本の好きな場所の一つであるという[1]
  6. 朱 〜朝焼け〜 (Red Sky)(4:35)
    • 松本が、大阪で感じるイメージを表したという。[要出典]
  7. Little Wing(3:27)
    • ジミ・ヘンドリックスカバー曲。松本自身もB'zのライブなどでボーカル付きで披露していたが、本作ではギターのインストゥルメンタルとしてカバーしている。本作で最後に録音された楽曲[1]
  8. Romeo & Juliet(4:34)
    • 1968年公開の映画『ロミオとジュリエット』テーマ音楽のカバー曲。オムニバス・アルバム『Guitar Monster Vol.2』に収録されていたが、スティーヴ・ヴァイがイントロのセリフの入れ替えなどを行なったバージョンで収録された[4]
    • 『B'z LIVE-GYM Pleasure'97 "FIREBALL"』で披露されていた[5]
  9. hallelujah(1:15)
    • 演奏時間1分15秒ほどの曲。賛美歌をイメージしたもので、以前から一度やってみたかったという。[要出典]
  10. ENGAGED(4:42)
    • 原曲はGLAYTAKUROが作曲したもの。TAKUROが用意してきたデモテープには詞も用意してあり、後に彼のラジオ番組で自身のボーカル付きのデモver.をオンエアしたことがある。TAKURO曰く、この歌詞を聴くことでこの曲がなぜ「ENGAGED」というタイトルになったかが分かるという。[要出典]
  11. You know....(4:38)
    • 七緒香に提供した「アノヒト」が原曲になっているが、原曲とは雰囲気や展開が異なったアレンジになっている。
  12. 2011(1:32)
    • アナログ・ディスクのスクラッチ・ノイズに乗せて演奏しているように聴くことができる。タイトルは稲葉浩志が命名した。その意味は、曲を聴いた時に「10年後の松本孝弘」をイメージしたからだという。[要出典]

タイアップ

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参加ミュージシャン

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脚注

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  1. ^ a b c 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、159頁。 
  2. ^ 【広報とよなか】平成29年(2017)11月号 リレーエッセイ "TOYONAKA" 48ページ (PDF) - 豊中市
  3. ^ B'z松本 5・25全米デビュー!”. スポーツ報知. 株式会社報知新聞社. 2003年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月24日閲覧。
  4. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、158-159頁。 
  5. ^ Bz_Officialのツイート(1595341439915130881)

外部リンク

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