コンテンツにスキップ

華北産業科学研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

華北産業科学研究所(かほくさんぎょうかがくけんきゅうしょ)は1936年大日本帝国外務省対支文化事業部が中華民国北平市に設置した農業林業畜産業の研究機関。日本国内の農事試験場同様、総合的な農学農業技術獣医学の研究を行うとともに、優良品種の増殖配布事業、農業技術員の養成なども行っていた。

組織構成

[編集]
  • 耕種科
  • 農林化学科
  • 病虫科
  • 農業水利科
  • 林業科
  • 畜産科
  • 家畜防疫科
  • 農業技術訓練部

所有施設

[編集]
  • 北京本場
  • 石門支場
  • 軍糧城支場
  • 済南支場
  • 青島支場
  • 昌黎分場
  • 済寧試験地
  • 保定原種圃
  • 邯鄲原種圃
  • 唐山原種圃
  • 徳県原種圃
  • 泰安原種圃
  • 張店原種圃
  • 城陽原種圃
  • 臨清原種圃
  • 辛集原種圃
  • 臨汾原種圃

主要出版物

[編集]
  • 『国民政府ノ農業政策』、1937年
  • 『支那ニ於ケル農業試験研究機関』、1937年
  • 『山東省羊毛ニ関スル調査』、1938年
  • 『山東省ノ獣疫ニ関スル調査』、1938年
  • 『山東省の造林状況』、1939年
  • 『山西省農業事情調査報告書』、1939年
  • 『北京四郊に於ける養鶏経営状況・鶏の種類及形質調査報告書』、1940年
  • 『北支蒙疆農園芸作物病害調査報告』、1941年
  • 『山東省ノ特用林産物 : 特ニ膠済沿線ヲ中心トシテ』、1941年
  • 『山東省ノ土壤』、1941年
  • 『北支の造林樹木』、1942年
  • 『北支蒙疆麻類調査』、1942年
  • 『中国北部及西北部の土壤』、1942年
  • 『河北省定県土壤調査報告』、1942年
  • 『中国ノ土壤』、1942年

参考文献

[編集]
  • 華北産業科学研究所・華北農事試験場(1943)『民国三十一年度業務功程』.

関連項目

[編集]