荒井裕樹 (学者)
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人物情報 | |
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生誕 |
1980年(43 - 44歳) 日本 東京都 |
出身校 | 東京大学大学院人文社会系研究科 |
学問 | |
研究分野 |
障害者文化論 日本近現代文学 |
研究機関 | 二松學舎大学 |
学位 | 博士(文学) |
荒井 裕樹(あらい ゆうき、1980年 - )は、日本の文学研究者。二松學舎大学文学部准教授。専門は障害者文化論、日本近現代文学[1]。
経歴
[編集]1980年、東京都に生まれる[2]。東京大学大学院人文社会系研究科修了[2]。 2009年、論文「病者と障害者の文学における自己認識と自己表現の諸相」[3]によって東京大学より博士(文学)の学位を取得[2]。 日本学術振興会特別研究員、明治学院大学社会学部付属研究所研究員、東京大学大学院人文社会系研究科付属次世代人文学開発センター特任研究員を経て[4]、二松學舍大学文学部准教授[5]。
著書に『障害者差別を問いなおす』[6]、『まとまらない言葉を生きる』[7]、『凜として灯る』などがある[8][9]。2022年、第15回わたくし、つまりNobody賞を受賞した[10]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『障害と文学:「しののめ」から「青い芝の会」へ』現代書館、2011年。ISBN 978-4-7684-3511-3
- 『隔離の文学:ハンセン病療養所の自己表現史』書肆アルス、2011年。ISBN 978-4-9905595-4-0
- 『生きていく絵:アートが人を〈癒す〉とき』亜紀書房、2013年。ISBN 978-4-7505-1330-0 /ちくま文庫、2023年。ISBN 978-4-480-43856-0
- 『差別されてる自覚はあるか:横田弘と青い芝の会「行動綱領」』現代書館、2017年。ISBN 978-4-7684-3552-6
- 『荒井裕樹対談集 どうして、もっと怒らないの?:生きづらい「いま」を生き延びる術は障害者運動が教えてくれる』現代書館、2019年。ISBN 978-4-7684-3572-4
- 『障害者差別を問いなおす』筑摩書房〈ちくま新書〉、2019年。ISBN 978-4-480-07301-3
- 『車椅子の横に立つ人:障害から見つめる「生きにくさ」』青土社、2020年。ISBN 978-4-7917-7290-2
- 『まとまらない言葉を生きる』柏書房、2021年。ISBN 978-4-7601-5349-7
- 『凜として灯る』現代書館、2022年。ISBN 978-4-7684-3592-2
- 『障害者ってだれのこと?:「わからない」からはじめよう』平凡社〈中学生の質問箱〉、2022年。ISBN 978-4-582-83903-6
共編著
[編集]- 『ここから始める文学研究:作品を読み解くために』(五井信・瀧田浩・中谷いずみ・山口直孝と共編著)みずき書林、2022年。ISBN 978-4-909710-23-9
受賞
[編集]- 2022年 - 第15回わたくし、つまりNobody賞[11]
脚注
[編集]- ^ “市川沙央⇄荒井裕樹 往復書簡「世界にとっての異物になってやりたい」”. 本の話 (2023年7月19日). 2023年8月24日閲覧。
- ^ a b c “「まとまらない言葉を生きる」荒井裕樹さんインタビュー 差別・人権…答えが見つからないものこそ言葉に”. 好書好日 (2021年6月17日). 2023年8月24日閲覧。
- ^ "博士論文詳細."国立国会図書館サーチ. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “生と性のバリアフリーフォーラム 2014”. ウィメンズアクションネットワーク (2014年). 2023年8月24日閲覧。
- ^ “【対談】荒井裕樹×下地ローレンス吉孝が考える「差別と⾔葉と語り⽅」”. じんぶん堂 (2022年10月7日). 2023年8月24日閲覧。
- ^ “無関心の壁を崩したい 『障害者差別を問いなおす』 二松学舎大准教授・荒井裕樹(ゆうき)さん(39)”. 東京新聞 (2020年5月31日). 2023年8月24日閲覧。
- ^ 柴崎友香 (2021年8月29日). “まとまらない言葉を生きる 荒井裕樹著 柏書房 1980円”. 読売新聞. 2023年8月24日閲覧。
- ^ “著者インタビュー 荒井裕樹『凜として灯る』”. 毎日新聞 (2022年8月2日). 2023年8月24日閲覧。
- ^ “「モナ・リザ」にスプレー噴射、運動家・米津知子さん 評伝「凜として灯る」著者・荒井裕樹さん”. 毎日新聞 (2022年8月24日). 2023年8月24日閲覧。
- ^ “「わたくし、つまりNobody賞」の荒井裕樹さん 網目の粗い言葉多い今、「個」つつむ言葉を探す”. 好書好日 (2022年5月14日). 2023年8月24日閲覧。
- ^ “荒井裕樹”. わたくし、つまりNobody賞 (2022年). 2023年8月24日閲覧。