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茶木則雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

茶木 則雄(ちゃき のりお、1957年 - 2024年9月)は、日本ライター書評家、書店員。日本推理作家協会会員。

『このミステリーがすごい!』大賞選考委員を第15回まで務める[1]

略歴

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広島県庄原市生まれ[2]東京大学を目指して、3年浪人[3]青山学院大学中退[2]。在学中は推理小説研究会に所属[2]

アルバイトをしていた阿佐ヶ谷の書店「書楽」[4]白夜書房藤脇邦夫と知り合い、PR誌『白夜通信』に寄稿[3]。1986年に開店した神楽坂のミステリー専門書店「ブックスサカイ深夜プラス1」の店長を務める[2]。そのかたわら『本の雑誌』に連載をはじめ、書評家、エッセイストとしても活躍し、10年後にフリーライターに転身。2002年に書店の現場に復帰し、ときわ書房本店・聖蹟桜ヶ丘店・いわき店の兼任店長。

このミステリーがすごい!』、『このミステリーがすごい!』大賞を企画し、本屋大賞の創設にも関わった[5]

2024年9月27日に死去が発表された。67歳没[6]

著書

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  • 帰りたくない! 茶木則雄 著 本の雑誌社 1997 のち『帰りたくない!:神楽坂下書店員フーテン日記』(光文社知恵の森文庫)

脚注

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  1. ^ 『このミステリーがすごい!』大賞 選考委員紹介
  2. ^ a b c d 日々の新聞 第82号 ときわ書房 茶木則雄さん”. 日々の新聞. 日々の新聞社. 2016年5月18日閲覧。
  3. ^ a b 茶木則雄(インタビュアー:深町秋生柚月裕子)「「エンドマークを打った数が、その人の力になっていきます」」『さくらんぼテレビ』、2009年10月28日。オリジナルの2016年6月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160611071158/http://www.sakuranbo.co.jp/livres/sugao/vol.06.html2016年5月15日閲覧 
  4. ^ 本の雑誌』2024年12月号「追悼・茶木則雄」に収録の藤脇邦夫「茶木さんとの思い出」P.82
  5. ^ 本の雑誌』2024年12月号「追悼・茶木則雄」に収録の大森望「人間味と情熱の人」P.74
  6. ^ 書評家・茶木則雄さんが死去 「このミステリーがすごい!」立ち上げに尽力、大賞選考委員務め - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex (2024年9月27日). 2024年9月27日閲覧。