若宮古墳 (和水町)
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若宮古墳 | |
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墳丘 | |
所在地 | 熊本県玉名郡和水町江田3873(字中小路原)(和水町中央公民館前) |
位置 | 北緯32度58分39.25秒 東経130度36分20.85秒 / 北緯32.9775694度 東経130.6057917度座標: 北緯32度58分39.25秒 東経130度36分20.85秒 / 北緯32.9775694度 東経130.6057917度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 |
墳丘長30m(推定復元50m) 高さ5.5m(後円部) |
埋葬施設 | (伝)家形石棺 |
出土品 | 須恵器片 |
築造時期 | 5世紀代 |
史跡 | 熊本県指定史跡「若宮古墳」 |
地図 |
若宮古墳(わかみやこふん)は、熊本県玉名郡和水町江田にある古墳。形状は前方後円墳。熊本県指定史跡に指定されている。
概要
[編集]熊本県北部、菊池川東岸における諏訪原台地の南縁に築造された古墳である。現在は墳頂に若宮社が祀られ、墳丘は大きく改変を受けているほか、発掘調査は実施されていない。
墳形は前方後円形で、前方部を南西方向に向ける。現在の墳丘長は30メートルであるが、元は50メートル程度であったと推定される[1]。墳丘外表では須恵器片(高坏・甕)が最終されているが[2]、埴輪は認められていない[3]。また墳丘周囲に周溝も認められていない[3]。埋葬施設として、戦後に家形石棺が出土したというが、現在は埋め戻されているため詳らかでない[3]。築造時期は古墳時代中期の5世紀代と推定される[3]。
古墳域は1973年(昭和48年)に熊本県指定史跡に指定されている。
遺跡歴
[編集]- 戦後、家形石棺の出土(現在は埋め戻し)。
- 1973年(昭和48年)11月26日、熊本県指定史跡に指定。
墳丘
[編集]墳丘の規模は次の通り[2]。
- 墳丘長:現存30メートル(推定復元50メートル)
- 後円部
- 直径:20メートル
- 高さ:5.5メートル
文化財
[編集]熊本県指定文化財
[編集]- 史跡
- 若宮古墳 - 1973年(昭和48年)11月26日指定。
脚注
[編集]- ^ 史跡説明板。
- ^ a b 若宮古墳(古墳) 1989.
- ^ a b c d 若宮古墳(平凡社) 1985.
参考文献
[編集]- 史跡説明板(熊本県教育委員会設置)
- 「若宮古墳」『熊本県の地名』平凡社〈日本歴史地名大系44〉、1985年。ISBN 4582490441。
- 杉村彰一「若宮古墳」『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607。