コンテンツにスキップ

花の喧嘩旅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「花の喧嘩旅」
橋幸夫シングル
B面 ある結婚式
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(SV-2488)
作詞・作曲 佐伯孝夫(作詞)
吉田正(作曲)
橋幸夫 シングル 年表
噂の金四郎
(1974年11月25日)
花の喧嘩旅
お祭り音頭
(1975年7月25日)
テンプレートを表示

『花の喧嘩旅』は、1975年6月25日に ビクターより発売された橋幸夫の128枚目のシングル(SV-2488)である[1]

概要

[編集]
  • 作詞、作曲は橋の両恩師である佐伯孝夫吉田正である。明治生まれの佐伯は、このころには老齢の域に達しており(昭和56年3月18日没[2]、満78歳)、橋への詩の提供は急減、本作は、1973年リリースの『おとぼけ音頭どどんがどん』から、1年半以上の間があいている。
  • 3ヶ月後にリリースされた『傘』は、佐伯は一般公募作品の補作を担当、c/wの「東京シャンゼリゼ」は作詞しているものの[3]股旅ものではなく、本楽曲が佐伯作詞によるの最後の股旅歌謡楽曲となっており、事実上、佐伯の橋への遺作となっている。
  • この後、股旅物阿久悠作詞でシングルやアルバム、星野哲郎作詞でアルバムを制作しているが、曲数は、大きく減らしている。
  • 佐伯の股旅ものは、板東(関東)ものと信州ものが多いが、本作は『潮来笠』『磯ぶし源太』『成田の花太郎』『花太郎笠』同様、板東(関東)ものに属する。
  • 橋の楽曲には、間奏にセリフが入っている楽曲は珍しくはないが、本楽曲には、かなり長い台詞が入っているのが特徴となっている。
  • c/wの「ある結婚式」は、雑誌の「スタア」で一般公募したもの[3]で、作曲は吉田正である。

収録曲

[編集]
  1. 花の喧嘩旅
    作詞: 佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  2. ある結婚式
    作詞: 津田まさし、作・編曲:吉田正

収録アルバム

[編集]
  • 最近のCDアルバム、CD-BOXへの収録はない。

出典

[編集]
  1. ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
  2. ^ 『佐伯孝夫大全集』「別冊解説」 ビクター音楽産業(東京)4頁参照
  3. ^ a b 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前記 99頁参照