自画像 (バート・ヤンシュのアルバム)
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『自画像』 | ||||
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バート・ヤンシュ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | フォーク | |||
レーベル | トランスアトランティック・レコード | |||
プロデュース | ビル・リーダー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
バート・ヤンシュ アルバム 年表 | ||||
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『自画像[注釈 1]』(原題:Jack Orion)は、イギリスのフォーク・ミュージシャン、バート・ヤンシュが1966年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。オリジナルLPのカタログ番号は「TRA 143」[1]。
背景
[編集]後にヤンシュと共にペンタングルで活動するジョン・レンボーンが、8曲中4曲に参加している[2]。なお、レンボーンとのコラボレーション・アルバム『華麗なる出会い』(原題:Bert and John/カタログ番号: TRA 144[3])も、本作と同時発売された[4]。
収録曲「ブラック・ウォーター・サイド」は、ヤンシュが交際していたアン・ブリッグスから教わったトラディショナル・ソングをアレンジしたものである[5]。
評価・影響
[編集]Richie Unterbergerはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「このアーティストの初期2作ほど独創的なLPではないが、ここに収められたトラディショナル・フォークの翻案におけるギターおよびボーカル・ワークは、1960年代のフォーク界に対し、ヤンシュの他の作品と同等の影響力がある」と評している[2]。ジミー・ペイジはアル・スチュワートのアルバム『Love Chronicles』のレコーディングに参加していた際、既にヤンシュのライヴを体験していたスチュワートから、ヤンシュ版の「ブラック・ウォーター・サイド」のアレンジを教わり、レッド・ツェッペリンのデビュー・アルバム『レッド・ツェッペリン I』に、この曲を原型としたインストゥルメンタル「ブラック・マウンテン・サイド」を収録した[5]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はトラディショナル・ソング。
- ザ・ワゴナーズ・ラッド - "The Waggoner's Lad" - 3:29
- ザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソー・ユア・フェイス - "The First Time Ever I Saw Your Face" (Ewan McColl) - 1:44
- 自画像 - "Jack Orion" - 9:52
- ザ・ガーデナー - "The Gardener" - 1:46
- ノッタマン・タウン - "Nottamun Town" - 4:36
- ヘンリー・マーティン - "Henry Martin" - 3:14
- ブラック・ウォーター・サイド - "Black Water Side" - 3:48
- プリティ・ポーリー - "Pretty Polly" - 4:05
アメリカ盤LP
[編集]サイド1
[編集]- "The Waggoner's Lad" - 3:24
- "Black Water Side" - 3:42
- "The First Time Ever I Saw Your Face" (E. McColl) - 1:40
- "900 Miles" - 3:05
- "The Gardener" - 1:41
- "Pretty Polly" - 4:02
サイド2
[編集]- "Nottamun Town" - 4:31
- "Henry Martin" - 3:11
- "Jack Orion" - 9:48
参加ミュージシャン
[編集]- バート・ヤンシュ - ボーカル、アコースティック・ギター、バンジョー
- ジョン・レンボーン - アコースティック・ギター(on "The Waggoner's Lad", "Jack Orion", "Henry Martin", "Pretty Polly")
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 日本盤LP (1972年/SWG-7561)および2005年再発CD (WAS-1049)の帯に準拠。1980年再発LP (YS-7050-LA)では、原題のカタカナ表記『ジャック・オライオン』が使用された。
出典
[編集]- ^ Bert Jansch - Jack Orion (1966, Vinyl) - Discogs
- ^ a b Unterberger, Richie. “Jack Orion - Bert Jansch”. AllMusic. 2021年8月1日閲覧。
- ^ Bert Jansch & John Renbourn - Bert And John (1966, Vinyl) - Discogs
- ^ Sexton, Paul (2015年10月9日). “Bert Jansch: It Don’t Bother Me/Bert And John/Jack Orion”. loudersound.com. Future plc. 2021年8月1日閲覧。
- ^ a b Frere-Jones, Sasha (2013年3月22日). “How Bert Jansch Changed Folk-And Rock, Too”. The New Yorker. Condé Nast. 2021年8月1日閲覧。