脳脊髄炎
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脳脊髄炎 | |
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概要 | |
診療科 | 神経学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | G04-G05 |
ICD-9-CM | 323 |
MeSH | D004679 |
脳脊髄炎(のうせきずいえん 英: Encephalomyelitis)は脳と脊髄に起こる炎症の総称である。
急性散在性脳脊髄炎(w:Acute disseminated encephalomyelitis)もしくは後感染性脳脊髄炎は脳と脊髄の脱髄疾患で、おそらく ウイルス感染がきっかけとなって引き起こされる[1][2]。
- 散在性脳脊髄炎。多発性硬化症とも呼ばれている。
- ウマ脳脊髄炎は、カを媒介としたウイルス病で、人とウマに感染し、感染した場合は実際に死に至る原因になる。
- 筋痛性脳脊髄炎(w:Myalgic encephalomyelitis)は中枢神経系の炎症を含む症状で、筋肉の痛みや疲労といった兆候がある。しばしば、 慢性疲労症候群と同じ意味で使われており、病名を分けることについては論争がある[3]。
- 実験的自己免疫性脳脊髄炎(w:Experimental autoimmune encephalomyelitis)(EAE)は、脳炎の動物型である。
鹿児島大学の研究グループは、高度好塩菌に近縁のDNA配列を持つ未知の古細菌が脳脊髄炎の原因となっていたケースを発見し発表している[4][5]。
脚注
[編集]- ^ “GARD|Acute disseminated encephalomyelitis”. 2013年2月12日閲覧。
- ^ “NINDS Acute Disseminated Encephalomyelitis Information Page”. 2013年2月12日閲覧。
- ^ “GARD|Chronic fatigue syndrome”. 2013年2月12日閲覧。
- ^ 「古細菌」感染で脳脊髄炎 認知症患者、ウイルス・細菌とは別 日本経済新聞 2015年8月14日
- ^ New type of encephalomyelitis responsive to trimethoprim/sulfamethoxazole treatment in Japan Neurology 2015年8月