脇田隆字
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わきた たかじ 脇田 隆字 | |
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生誕 |
1958年(65 - 66歳) 愛知県名古屋市 |
研究分野 |
感染症学 ウイルス学 |
研究機関 |
ハーバード大学 東京都医学総合研究所 国立感染症研究所 |
出身校 |
名古屋大学医学部 名古屋大学大学院 |
主な業績 | 『培養細胞におけるC型肝炎ウイルス増殖に関する研究』ほか |
主な受賞歴 | 第52回 野口英世記念医学賞[1](2008年)ほか |
プロジェクト:人物伝 |
脇田 隆字(わきた たかじ、1958年 - )は、日本の医師、ウイルス学者。学位は医学博士(名古屋大学大学院・1992年)。厚生労働省 国立感染症研究所・所長[2]。日本ウイルス学会・理事長[3]。厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード・座長[4]。新型コロナウイルス感染症対策分科会・会長代理。
概要
[編集]愛知県名古屋市出身の医学者である。C型肝炎ウイルス(HCV)は、遺伝子の複製力が弱く、生体外で増殖させることができず、ワクチン開発が困難とされてきたが、脇田博士は、世界で初めて、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染性ウイルス粒子を、培養細胞で作製することに成功[5][6]。これによって、HCVワクチン開発の道が拓かれた[7]。また、新型コロナウイルス感染症対策本部では新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の座長を務めた。
略歴
[編集]- 1983年 名古屋大学医学部 卒業
- 同年 臨床病院勤務
- 1992年 名古屋大学大学院医学研究科 博士課程修了
- 同年 ハーバード大学医学部、およびマサチューセッツ総合病院癌センター・客員研究員
- 1995年 東京都臨床医学総合研究所(現 東京都医学総合研究所)・主任研究員
- 1998年 東京都神経科学総合研究所(現 東京都医学総合研究所)・主任研究員
- 2006年 国立感染症研究所 ウイルス第二部・部長
- 2018年 国立感染症研究所・所長
- 2020年 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(2020年7月3日廃止)・座長
- 同年 新型コロナウイルス感染症対策分科会・会長代理[8]
- 同年 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード・座長
- 2022年 日本ウイルス学会・理事長
受賞歴
[編集]- 2008年 第52回野口英世記念医学賞 「培養細胞におけるC型肝炎ウイルス(HCV)増殖に関する研究」
脚注
[編集]- ^ “野口英世記念医学賞受賞者一覧”. 公益財団法人 野口英世記念会 (2021年4月30日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ “所長挨拶 国立感染症研究所”. 国立感染症研究所 (2018年4月1日). 2018年4月1日閲覧。
- ^ “2022-2023年 役員・委員一覧”. 日本ウイルス学会 (2022年4月1日). 2022年4月1日閲覧。
- ^ “アドバイザリー・ボード メンバー”. 厚生労働省 (2021年3月31日). 2021年8月10日閲覧。
- ^ 「C型肝炎ウイルス、培養して増殖成功 都神経研」朝日新聞、2005年6月14日付朝刊、3頁。
- ^ 「C型肝炎、ウイルス培養成功――都神経研グループ、新治療法に道。」日本経済新聞、2005年6月14日付朝刊、42頁。
- ^ 「C型肝炎 薬の進化でほぼ完治」(あしたの医療 2005X:5)朝日新聞、2008年11月14日付夕刊、2頁。
- ^ 「新型コロナウイルス感染症対策分科会(第1回)」首相官邸
関連項目
[編集]参考資料
[編集]外部リンク
[編集]- 所長挨拶 - 脇田を紹介する国立感染症研究所のページ
- 新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会 - 脇田が参加する有志の会の公式ウェブサイト
- 脇田隆字 - researchmap
公職 | ||
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先代 倉根一郎 |
国立感染症研究所所長 2018年 - |
次代 (現職) |
先代 (新設) |
新型コロナウイルス感染症対策本部 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議座長 初代:2020年 |
次代 (廃止) |
学職 | ||
先代 松浦善治 |
日本ウイルス学会理事長 2022年 - |
次代 (現職) |