能條桃子
表示
のうじょう ももこ 能條 桃子 | |
---|---|
生誕 |
1998年??月??日 日本・和歌山県新宮市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 慶應義塾大学大学院経済学研究科・経済学部 |
職業 | アクティビスト |
能條 桃子(のうじょう ももこ、1998年 - )は、日本のアクティビスト。「NO YOUTH NO JAPAN」代表理事[1]。「FIFTYS PROJECT」代表[2]。
来歴
[編集]和歌山県新宮市生まれ。3歳から神奈川県平塚市で育つ[3]。平塚市立花水小学校、平塚市立浜岳中学校、豊島岡女子学園高等学校、慶應義塾大学経済学部卒業[4]。慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了[1]。大学在学中には金子勝の講義にも出席し、井手英策ゼミで学んだ[5]。
2019年にデンマークへ留学。帰国後「NO YOUTH NO JAPAN」を立ち上げ、代表理事を務める[1]。2022年に20〜30代議員に占める女性割合を3割に高めようと「FIFTYS PROJECT」を立ち上げ代表を務める[6]。2023年2月に「立候補年齢を引き下げるためのプロジェクト」を立ち上げ[7]、同年4月の神奈川県知事選挙立候補に必要な書類を県選挙管理委員会へ提出したものの、被選挙権年齢を理由に受理されなかった[8]。
同年7月10日、能條ら19〜25歳の男女6人は、選挙に立候補できる年齢が25歳以上か30歳以上に制限されているのは、国民主権などを定める憲法に反するとして、次回統一地方選で被選挙権が行使できることの確認や1人10万円の賠償を国に求め、東京地裁に提訴した[9][10][11][12][13]。同日、弁護団の戸田善恭、亀石倫子、CALL4代表の谷口太規らは公共訴訟を主体的に担うプロジェクト「LEDGE」を立ち上げ当該訴訟をサポートすると発表した[14]。
人物
[編集]- 父方の祖母は4歳の時に長崎市への原子爆弾投下で被爆し、その話を聞いたことが自身の社会観の基盤となった[15]。
- すべての被選挙権を、選挙権と同じ18歳に引き下げるべきだと主張している[7]。
- 国政においてクオータ制が重要であるとし、女性割合を引き上げない政党は政党交付金を減らされるなど、実効性がある法改正をする必要があると述べている[16]。
- 公明党青年委員会広報企画ワーキングチーム座長を務める河西宏一衆院議員との対談で、同党青年委員会の政策アンケート「ボイス・アクション」の取り組みを評価している[17]。
出演
[編集]テレビ番組
[編集]ラジオ
[編集]ネット番組
[編集]著書
[編集]- 『NO YOUTH NO JAPAN vol.1: わたしたちの生きたい社会をつくろう U30の投票から未来をつくる』(2020年、よはく舎、共著)
- 『YOUTHQUAKE U30世代がつくる政治と社会の教科書』(2021年、よはく舎、共著)
- 『from under 30 世界を平和にする第一歩』(2022年、河出書房新社、共著)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “能條桃子(NOYOUTHNOJAPAN代表)のプロフィール|朝日新聞デジタル「コメントプラス」”. 2024年1月14日閲覧。
- ^ “「FIFTYS PROJECT」代表 能條桃子さん大型インタビュー(上) 地方政治に参加する若い女性議員を爆発的に増やしたい!” (2024年1月12日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ “能條 桃子さん - 声を上げれば、きっと変えられる。 若者の声が届き、響く社会へ。”. 2024年2月14日閲覧。
- ^ “平塚出身能條さん 社会変える「風」は地域から 若者の政治参加促し活動”. 2024年2月14日閲覧。
- ^ “森喜朗を辞任させた慶大院生・能條桃子の24年の人生がヤバすぎて(倉重 篤郎)” (2023年3月10日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ “20〜30代女性8割が当選 女性議員後押しプロジェクト「ジェンダー平等掲げて挑戦できる」:東京新聞 TOKYO Web”. 2024年1月14日閲覧。
- ^ a b “なぜ25歳は知事に立候補できない? 届け出不受理の能條桃子氏「人生をかけてまで反対する人がいるテーマではないはずだ」 平沢勝栄議員「問題はない」 被選挙権年齢引き下げを阻む壁とは” (2023年4月28日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ “立候補年齢に満たず不受理 知事選巡り若者団体代表|全国のニュース|北國新聞” (2023年3月23日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ 金森崇之 (2023年7月10日). “立候補年齢の引き下げ求め、10~20代が提訴 東京地裁”. 毎日新聞. 2023年7月10日閲覧。
- ^ 太田理英子 (2023年7月11日). “「立候補の年齢制限を引き下げて」10〜20代の6人が「被選挙権」求め提訴 選挙権と年齢異なる理由は?”. 東京新聞. 2023年7月12日閲覧。
- ^ “「若者の投票先に“代弁者”がいない現状を、そろそろ変えないといけない」能條桃子さんが統一地方選を経て打ち出す「次の一手」”. ハフポスト (2023年5月12日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ “若者がなぜ、立候補年齢引き下げを求めるのか 能條桃子さんが語る:朝日新聞デジタル” (2023年10月12日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ 谷口太規、井桁大介、亀石倫子、西愛礼、戸田善恭 (2023年7月10日). “訴状”. 特定非営利活動法人CALL4(コールフォー). 2023年7月12日閲覧。
- ^ “日本初の公共訴訟を支える専門家集団「LEDGE」創立”. PR TIMES (2023年7月10日). 2023年7月12日閲覧。
- ^ “「なんのために民主主義は生まれたのか」長崎で被爆した祖母の体験を胸に若者の政治参加を促す能條桃子さん 【思いをつなぐ戦後78年】 | 47NEWS” (2023年8月18日). 2024年1月15日閲覧。
- ^ “どうすれば女性の政治家を増やせるのか、作戦会議をしよう。中満泉さん、岸本聡子さん、能條桃子さんと考えたこれから”. ハフポスト (2024年1月1日). 2024年1月15日閲覧。
- ^ “特別対談・若者と政治リアルを知って”. 公明党. 2024年1月15日閲覧。
外部リンク
[編集]- 能條桃子 \NO YOUTH NO JAPAN (@momokonojo) - X(旧Twitter)
- 能條桃子 (@momokonojo) - Instagram