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胡麻塩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
赤飯に降りかけられた胡麻塩。

胡麻塩(ごましお、ごまじお)とは、焼き塩炒り胡麻を混ぜ合わせた調味料

焙烙フライパンで作るのが一般的であり、大きく分けると塩とゴマのいずれを先に炒るかに分かれる。前者は焼いた塩に黒ゴマを入れて水分を蒸発させるまで炒る方法で、後者は炒った黒ゴマに濃厚な塩水を加えて水分を蒸発させるまで炒る方法である。いずれも、ゴマ・塩・水の比率が1ずつ混ぜ合わせて炒ると良いとされている。

市販品は、塩が顆粒状になってゴマと混ぜ合わせられている。これは塩が小さい粒のままではゴマと比べて小さく比重も大きいため、次第に塩が下に沈み振ってもゴマのみが出てくることになりやすいが、塩を顆粒状にすることでゴマと比重を同程度にし、均等に出てきやすくするためである。

赤飯おにぎりに振りかけるほか、ふりかけの代用品として用いられる場合もある。

塩の白とゴマの黒との対比から、白と黒が混じったものの比喩に用いられる。白髪混じりの黒髪の頭髪を「胡麻塩頭」と呼称するのは、これに由来する。

参考文献

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  • 日本調理科学会 編『総合調理科学事典』(初)光生館、1997年。ISBN 4-332-05018-5978-4-332-05018-6 
  • Q. 黒ごま塩、白ごま塩のごまと塩はびんの中で均等に混ざっており、振り出す時も均等に出てきます。何か工夫があるのですか?”. スパイス&ハーブ総合研究所 > 資料室. エスビー食品. 2009年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月12日閲覧。