肥留間正明
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肥留間 正明(ひるま まさあき、1949年5月15日[1] - 2023年2月18日)は、日本のジャーナリスト、芸能文化評論家、出版プロデューサー、著作家[2]。ペンネームは菅原 岳(すがわら たけし)、本庄 初(ほんじょう はじめ)[3]がある。
『女性自身』・『週刊宝石』『FLASH』などの週刊誌記者を務め、のち音羽出版を設立[2]。
来歴
[編集]芸能記者としてのデビュー当時は、「山口百恵と桜田淳子の区別がつかなかった」知識であった。学生時代から映画が大好きで『昭和残侠伝』『仁義なき戦い』、そしてアメリカンニューシネマを並木座などの名画館に追い求めて、ひたすら鑑賞。
1969年、女性自身の記者に転じグラビア班に配属される。ここでルバング島から帰国した小野田寛郎を取材、小野田と腕相撲をして勝利した。雑誌記者1年目の合併の休暇中、ビルマの少数民族カレン族を取材したところ、取材が長引き、帰国後席がなくなり芸能班に配属された。当時女性自身の記者をしていた前田忠明を兄貴分として、芸能記者生活がスタート。
女性自身の発行元の光文社では、1981年10月『週刊宝石』が創刊され、男性誌に身を置き、芸能・スポーツを担当。ここで芸能界で初めて女性アナウンサーを取り上げ、『女性アナウンサー!栄光と汚辱!』というタイトルで、女子アナブームの先陣を切る。また当時人気が出始めた女子プロゴルファーを追いかけて、トップ女子プロの岡本綾子などを取材、ブームの先駆けになる。
光文社では1986年『FLASH』を創刊、再び創刊号を担当する。村西とおる率いるダイヤモンド映像の松坂季実子に出会い、「巨乳」という言葉を使ったところこれが受け、この言葉はすっかり定着した[5]。その後編集プロダクションを設立して1997年に株式会社音羽出版を設立、本格的に出版活動に取り組む一方で、単行本の執筆を行っている。
2023年2月18日、急性大動脈解離のため死去[6]。73歳没。
年表
[編集]- 昭和40年 浦和市立大谷場中学校卒業、浦和市立高校(現・さいたま市立浦和高校)入学
- 昭和43年 浦和市立高校(現・さいたま市立浦和高校)卒業、日本大学法学部入学
- 昭和47年 日本大学法学部卒業
- 昭和49年 女性自身(光文社)記者として芸能担当
- 昭和56年 週刊宝石(光文社)創刊に参加、芸能、スポーツなどを担当
- 昭和63年 FLASH(光文社)創刊に参加、“巨乳”という造語が大ヒット
- 平成3年 編集プロダクションを設立
- 平成8年 音羽出版を設立
人物
[編集]趣味は登山、写真、料理、スキー(富士山を下降)、自転車(ロードバイク)、城の探訪。
著書
[編集]- 『勝新役者バカ一代』音羽出版 1997年
- 『がんと闘ったスターたち』全国朝日放送 1993年
- 『有名人100人で1000キロやせた!! : お好きなダイエット法をどうぞ』リム出版 1990年 (Lucky books)
- 『女子プロゴルファーの内幕』(リム出版)
- 『芸能界ここまで言っちゃった』(ブックマン社)
- 『没後のマニュアル : これで遺族もひと安心!!』テレビ朝日 1996年
- 『芸能界ここまで言っちゃった』(ブックマン社)
- 『がんばれビートたけし』(鹿砦社)
- 『オレンジレンジ~コザからのメッセージ』(音羽出版)
- 『オレンジレンジ2~少年時代~』(音羽出版)
- 『ウォンビン伝説 : 韓国・江原道から』鹿砦社 2005年
- 『チャン・ドンゴン~ソウルの空から』鹿砦社 2005年
- 『財務省放出金貨で儲けろ!』音羽出版 2007年
- 『龍馬と海 上(脱藩編)』音羽出版 2009年
- 『龍馬と海 下(亀山社中編)』音羽出版 2010年、その他多数
出演
[編集]テレビ
[編集]- 『やじうまワイド』(テレビ朝日)
- 『こんにちは2時』(テレビ朝日)
- 『邦子がタッチ』(テレビ朝日)
- 『アッコにおまかせ』(TBS)
- 『スーパージョッキー』(日本テレビ)
- 『スーパーワイドピープル』(フジテレビ)
- 『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)
- 『やじうまプラス』(テレビ朝日)
- 『みんなの疑問ニュースなぜ太郎』(テレビ朝日)
- 『ノンストップ!』(フジテレビ)など多数
出版プロデュース
[編集]- 『映画俳優 高倉健 その素顔』(遠藤努/音羽出版)
- 『高倉健 孤高の生涯』(上巻・任侠編 島崎信房/音羽出版)
- 『高倉健 孤高の生涯』(下巻・流離編 島崎信房/音羽出版)
- 新装版『どん底』(そのまんま東)
- 『渡る世間は鬼ばかり よくわかる!渡鬼大百科』(橋田壽賀子監修 TBS編/音羽出版)
- 『渡る世間は鬼ばかり 岡倉家の事情』(橋田壽賀子監修、TBS編)
- 『渡る世間は鬼ばかり 岡倉さん家の人生いろいろ』(橋田壽賀子監修、TBS編/音羽出版)
- 『お母ちゃんが起きられなくなった』(石川牧子/音羽出版)
- 『先生、切ってください!』(石川牧子/音羽出版)
- 『筋肉番付公式データブック』(TBS編/音羽出版)
- 『まっちゃんが行く!』(太陽出版)
- 『浜ちゃんも行く!』(太陽出版)
- 『イチローの可能性』(太陽出版)
- 『W杯~2002年のスターたち』(太陽出版)
- 『がんを切って生きる』(遠藤健/音羽出版)
- 『家政婦は見られた』(柴栄三郎監修/音羽出版)
- 『人権を問う 被害者の人権』(板倉宏/音羽出版)
- 『Dear OZAKI』(鈴木真澄/音羽出版)
- 『松田聖子になりたい』(樋田敦子/音羽出版)
- 『痛みを斬る!ペインクリニック』(小林裕史/音羽出版)
- 『警視庁捜査四課暴刑事(デカ)』(狩集紘一/音羽出版)
- 『コスBON』Val 1.2.3.4.5
- 『石川遼発言集』(山川敦司/音羽出版)
- 『団塊力』ヒモパン洗濯おとうさん(望月苑巳/音羽出版)
- 『天地人探訪 直江兼続』(上・疾風編、武山憲明/音羽出版)
- 『天地人探訪 直江兼続』(下・怒涛編、武山憲明/音羽出版)
- 『我輩はトイプードル犬ボスである』(長谷川治代/音羽出版)
- 『私 雅子様と同じ症状なんです』(梨元勝/音羽出版)
- 『フェンスに吹く風』(又吉弦貴 /吉田啓/音羽出版)
- 『メルヘン館はハーブの香り』(阿部登志子/音羽出版)
- 『尊い 素晴らしいもの それは人間』(中村泰治/音羽出版)
- 『西郷どん 破壊の英雄』(武山憲明/音羽出版)ほか多数
連載
[編集]新聞/雑誌
[編集]- 『東京新聞』『毎日新聞』『朝日新聞』
- 『夕刊フジ』『日刊ゲンダイ』『東京スポーツ』『内外タイムス』
- 『女性自身』『週刊女性』『女性セブン』
- 『週刊宝石』『週刊ポスト』『週刊実話』『アサヒ芸能』
- 『FLASH』『SPA』『ポポロ』
- 『週刊新潮』『週刊文春』『週刊ポスト』『週刊現代』
- 『サンデー毎日』『週刊朝日』『週刊読売』
ウエブ
[編集]- テレビ朝日ウエブ芸能ニュース
- ジェイ・キャストニュース
- キャリコネ
脚注
[編集]- ^ “まさに神業!百恵・友和、聖輝の結婚秘話 芸能人をすこぶる愛した男 - 芸能 - ZAKZAK”. 夕刊フジ. (2010年8月26日). オリジナルの2010年10月28日時点におけるアーカイブ。 2023年3月6日閲覧。
- ^ a b 『財務省放出金貨で儲けろ!』著者紹介 紀伊國屋書店
- ^ 肥留間, 正明, 1949- 国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス
- ^ a b 『龍馬と海〈上〉脱藩編』著者紹介 紀伊國屋書店
- ^ "松坂季実子〝巨乳〟ブームを後押し…「松坂越え」が合言葉に 89年、肥留間氏と「FLASH」、村西とおる氏が起源". zakzak. 産経デジタル. 2 March 2023. 2023年3月2日閲覧。
- ^ “「やじうまワイド」など出演の芸能文化評論家・肥留間正明さんが急死 73歳 急性大動脈解離で”. サンケイスポーツ. (2023年2月20日) 2023年2月20日閲覧。