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聴神経鞘腫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
聴神経鞘腫
別称 Acoustic neuroma,[1], schwannoma of the acoustic nerve[2]
神経線維腫症2患者の両側神経鞘腫
概要
診療科 神経腫瘍学
分類および外部参照情報

聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ、acoustic neuroma)または聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)とは、内耳からに渡る内耳神経に発生する良性腫瘍内耳神経を包むミエリン鞘を形成するシュワン細胞から発生する[3]

症状

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耳鳴り難聴めまい立ちくらみなどの症状が見られる[3]。腫瘍が成長して重篤になると、顔面神経三叉神経などの他の神経も圧迫され、顔面神経麻痺(まぶたを開閉できない、口を閉じることができない)や顔面痙攣などの症状を発症することもがある。また、悪化すると歩行障害意識障害を引き起こす可能性がある。腫瘍の成長が遅いため、への影響が遅く、症状が出にくい、気づきにくいという特徴がある。

関連項目

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出典

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  1. ^ Vestibular Schwannoma (Acoustic Neuroma) and Neurofibromatosis” (英語). NIDCD (18 August 2015). 13 August 2017閲覧。
  2. ^ Acoustic Neuroma” (英語). NORD. 16 July 2018閲覧。
  3. ^ a b 神経鞘腫(聴神経腫瘍、三叉神経鞘腫 など) 慶応義塾大学医学部外科 脳神経外科学教室、2023年6月20日閲覧。

外部リンク

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