美村あきの
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美村 あきの | |
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本名 | 岡島 和子 |
生誕 |
1958年7月2日 東京都 |
死没 | 2018年7月30日(60歳没) |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1977年 - 2018年 |
ジャンル |
少女漫画 レディースコミック |
代表作 |
『セント=ブラウンの童話』 『すくうるでいず』 『星空の海賊たち』 『伝説の少女』 |
美村 あきの(みむら あきの、1958年〈昭和33年〉7月2日 - 2018年〈平成30年〉7月30日[1])は、日本の漫画家。東京都出身[1]。本名は岡島 和子(おかじま かずこ)[2]。愛称は minmin[3]。
来歴
[編集]1977年2月、『わたしの理想のあなたサマ』(『別冊少女フレンド』1997年3月号)でデビュー。以降、『別冊フレンド』を中心に作品を発表。1990年の『海はささやく』でレディースものに初挑戦し、以後『mimi』・『BE・LOVE』などにも作品発表の場とする。代表作に『セント=ブラウンの童話』、『すくうるでいず』、『伝説の少女』などがある[4]。
ペンネームの由来は、『ポーの一族』シリーズの『ポーの村』の「美しい村」から来ている[5]。
自他認める酒豪で、幽霊の存在を信じるタイプであった[6]。『だれかいる』という、怪談をテーマとしたエッセー漫画も描いている[7]。
作品
[編集]単行本リスト
[編集]- チョコクッキーの贈り物(講談社、別冊フレンドKC、1978年2月)
- マリエ館37号室(講談社、別冊フレンドKC、1978年8月)
- セント=ブラウンの童話(講談社、別冊フレンドKC、1979年、全2巻)
- 放課後の時間割(講談社、別冊フレンドKC、1980年2月) - 1994年に講談社コミックスBDXで新版
- すくうるでいず(講談社、別冊フレンドKC、1980-1981年、全4巻) - 1998年にKCデラックスで新版
- 星空の海賊たち(講談社、別冊フレンドKC、1982年、全2巻)
- まじかる音符(講談社、別冊フレンドKC、1983年、全2巻)
- 白薔薇ろまん(講談社、別冊フレンドKC、1984年8月) - 2022年5月電子版(クイーンズセレクション)大洋図書
- 夢一夜 まいぼーい神話(講談社、別冊フレンドKC、1985年4月)
- 瑠璃色ふぁんたじあ(講談社、別冊フレンドKC、1985年11月)
- SHE'Sキャサリン(原作:山口芙美子、講談社、別冊フレンドKC、1986年、全2巻)
- 銀色の雨が好き(講談社、別冊フレンドKC、1987年12月)- 2022年6月電子版(クイーンズセレクション)大洋図書
- さよならの少女たち(講談社、別冊フレンドKC、1988年12月)- 2022年6月電子版(クイーンズセレクション)大洋図書
- 100年のライラ(原作:名木田恵子、講談社、少女フレンドKC、1990年、全2巻)
- ラヴァーソウル(講談社、MeKC、1992年1月)- 出版社:ビーグリーより電子版2017年12月
- ラヴァー・ソウル(大洋図書、クイーンズセレクション、2022年7月)上記の電子版
- 楽園は眠らない(講談社、MeKC、1992年8月)- 2022年5月電子版(クイーンズセレクション)大洋図書
- SOHJI-幕末剣命伝-(原作:滝直毅、講談社、mimiKC、1993年2月)
- 高校教師・野原夢子の恋(講談社、MeKC、1993年、全2巻)- 電子版
- 伝説の少女(原作:明石典子、講談社、BE・LOVEKC、1995-1999年、全11巻)
- ヘルメス—愛は風の如く - アフロディーテの愛(幸福の科学出版、1997年7月7日) - 中国語 台湾版、インドネシア語版、タイ語版の翻訳版が発刊される。
- きみと風になる 『コミック・エンゼルズ』(幸福の科学出版、2001年11月21日)ISBN 978-4-87688-355-4
- ヘルメス—愛は風の如く - 強敵との死闘(幸福の科学出版、2003年9月27日) - 同上
- ライフ・ライン―医療少年院・看護師と院生の絆(原作:江川晴、秋田書店、全2巻)
- 2005年11月28日[8]、ISBN 978-4-253-10527-9
- 2006年6月28日[9]、ISBN 978-4-253-10528-6
- 翔べない翼―「象の背中」あの人の面影(原作:秋元康、秋田書店、書籍扱いコミックス、2007年10月26日[10])ISBN 978-4-253-10590-3
その他作品
[編集]講談社
- わたしの理想のあなたサマ(別冊少女フレンド1977年3月号)デビュー作
- 涙がこぼれるあいつの笑顔(別冊少女フレンド1977年5月号)
- やさしい夏のかたすみで(別冊少女フレンド1977年7月号)
- あいつとわたし(ラブリーフレンド1977年7月号)
- ハッピークッキーひとかけら(別冊少女フレンド1977年9月号)
- 初恋時代(ラブリーフレンド1977年9月号)
- スイートクッキー・ラブ(別冊少女フレンド1977年10月号)
- チョコクッキーの贈り物「シリーズおかし物語」最終回(別冊少女フレンド1977年11月号)
- 雪の朝カボチャがきえた(別冊少女フレンド1978年1月号)
- 水色の街(ラブリーフレンド1978年7月号)ポエム
- 黒猫館の午後のお茶会(別冊少女フレンド1979年9月号)
- シーサイドランデブー(別冊少女フレンド1981年9月号)
- お花畑で恋をして(マイフレンド 1982年ウインター・スペシャル -1982年昭和57年1月)
- まばたき伝説(別冊少女フレンド 1982年9月号)
- ジンジャー・キッス(別冊少女フレンド1982年11月号)
- 紅もえて(Me-twin 1991年3月号)
挿絵・イラスト・表紙画
[編集]- 中島かほり『思いっきりときめきガール』 (講談社X文庫―ティーンズハート) 1987年4月、ISBN 978-4-06-190089-9
- 中島かほり『コタローくんはとっておき』 (講談社X文庫―ティーンズハート) 1987年8月、ISBN 978-4-06-190118-6
- 宮原ゆう『LA(エルエー)プリンセス』 (講談社X文庫―ティーンズハート) 1988年7月、ISBN 978-4-06-190197-1
- 中島かほり『とびっきり好きなヒトみつけた』 (講談社X文庫―ティーンズハート) 1989年4月、ISBN 978-4-06-190290-9
- 清水美季『CATCH!(キャッチ)―夢をつかんで』 (講談社X文庫―ティーンズハート) 1991年7月、ISBN 978-4-06-198540-7
- 漫画雑誌『別冊少女フレンド』表紙画、1979年1月号[11]、1979年10月号[12]、1980年4月号[13]、1980年10月号[14]、1981年1月号[15]、1981年4月号[16]、1981年9月号[17]、1981年10月号[18]、1982年2月号[19]、1982年9月号[20]
エッセイ
[編集]- 夜更けのおつまみ(ポプラ社 ポプラ文庫、2020年3月)ISBN 978-4-591-16634-5
- 31名の人気クリエイターが語るエッセイ集
脚注
[編集]- ^ a b “漫画家・美村あきのさん死去、60歳 「すくうるでいず」「伝説の少女」...”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2018年7月30日) 2018年7月30日閲覧。
- ^ a b “漫画家・美村あきのさんが死去 「すくうるでいず」”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2018年7月30日) 2018年7月30日閲覧。
- ^ 単行本裏表紙などに記載。『別冊少女フレンド』1978年4月号『マリエ館37号室』初回のカラー扉絵に記載あり。
- ^ 『漫画家人名事典』、365頁、日外アソシエーツ、2003年2月25日発行。
- ^ 本人のツイッターの2018年2月5日の記述より
- ^ KCMeのカバー作者紹介より
- ^ 単行本『さよならの少女たち』収録
- ^ “ライフ・ライン~医療少年院・看護師と院生の絆~ 第1巻”. 秋田書店 (2005年11月28日). 2022年4月16日閲覧。
- ^ “ライフ・ライン~医療少年院・看護師と院生の絆~ 第2巻”. 秋田書店 (2005年6月28日). 2022年4月16日閲覧。
- ^ “翔べない翼 ~「象の背中」あの人の面影~”. 秋田書店. 2022年4月16日閲覧。
- ^ 別冊少女フレンド 昭和54年1月号 表紙画・美村あきの
- ^ 別冊少女フレンド 昭和54年10月号 表紙画・美村あきの
- ^ 別冊少女フレンド 昭和55年4月号 表紙画・美村あきの
- ^ 別冊少女フレンド 昭和55年10月号 表紙画・美村あきの
- ^ 別冊少女フレンド 昭和56年1月号 表紙画・美村あきの
- ^ 別冊少女フレンド 昭和56年4月号 表紙画・美村あきの
- ^ 別冊少女フレンド 昭和56年9月号 表紙画・美村あきの
- ^ 別冊少女フレンド 昭和56年10月号 表紙画・美村あきの
- ^ 別冊少女フレンド 昭和57年2月号 表紙画・美村あきの
- ^ 別冊少女フレンド 昭和57年9月号 表紙画・美村あきの
外部リンク
[編集]- 美村あきの (@MimuraAkino) - X(旧Twitter)